口呼吸は病気になりやすい?〜口呼吸の危険性と鼻呼吸の重要性〜医師 今井一彰 元気の学校
こんにちは。駿河デンタルオフィスです。
これまで長いマスク生活が続いておりましたが、マスク生活は口呼吸になりやすいです。
今回は、口呼吸の危険性と鼻呼吸の重要性について解説いたします。
口呼吸は、虫歯や歯周病を進行させます。
また、リウマチなど、様々な身体の病気を引き起こします。
口呼吸が原因の病気
口呼吸が原因の病気には、以下のようなものがあります。
- 免疫異常 (関節リウマチ、掌蹠膿疱症)
- アレルギー性の疾患 (アトピー性皮膚炎、気管支喘息)
- 精神 (うつ病、パニック障害)
- その他の炎症 (潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群)
特に、口の病気に関しては、虫歯や歯周病を進行させ、また、口臭の原因にもなります。
口呼吸が原因で病気になる仕組み
口呼吸は、次のような流れで病気を引き起こします。
- 口呼吸により扁桃が腫れる
- 扁桃が慢性扁桃になる
- リンパ球が活性化される
- リンパ球が骨髄に届くと自己抗体が産出される
- 自己抗体が溜まることで病気になる
ここで、扁桃とは、喉にあるリンパ腺のことであり、自己抗体とは、自己の細胞や組織に対して産出される抗体のことです。
また、気管支では次のような連鎖が発生します。
- 口呼吸により気管支の中に冷たくて乾いた空気が入ってくる
- 気管支の表面に生えている繊毛がなくなる
- 繊毛が生えてこなくなり、ゴミや病原菌が入りやすくなることで病気になる
ここで繊毛とは、気管支に入ってきたゴミなどを外に出すための毛のことです。
鼻呼吸の重要性
口呼吸を鼻呼吸にすることで、上記のような病気のリスクを減らせます。
この記事を執筆する際に参考にさせていただいた今井一彰先生の話では、口呼吸の患者さんを鼻呼吸にすると、病気が良くなる人が著しく増えたそうです。
まとめ
口呼吸は虫歯や歯周病を進行させるだけでなく、様々な身体の病気を引き起こします。
特に、マスク生活が続くと、口呼吸になりやすいので注意が必要です。
口呼吸になってしまった方は、鼻呼吸を意識しましょう。
駿河デンタルオフィスでは、正常な呼吸である鼻呼吸を推進するため、口呼吸になりやすいマスク着用は【不要】ですので、是非、お気軽にお越しください。
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