「マイクロスコープ」は、治療する場所を肉眼の5～20倍に拡大できる高精度の顕微鏡のことです。肉眼のみで行う従来の歯科治療では、見えない部分（歯の細かい凸凹や被せ物と歯がキレイにフィットしているかなど）は歯科医師の経験と勘に頼るしかありませんでした。
マイクロスコープを導入することで、根管治療のように肉眼では確認できない箇所の治療やミクロレベルの患部の治療まで正確で確実に行えるようになるのです。また、治療風景を録画できるため実際どのような治療を行ったかを患者さんと一緒に確認することができます。
歯科医療の先進性が高いドイツで開発されたシステムです。まずお口の中をスキャンして、3Dデータを取得し、コンピューター上で詰め物・被せ物の設計を行います。
さらに、設計したデータから専用の加工機で詰め物・被せ物を作製するので、一般的な方法より仕上がりが早いうえに、精度も高いメリットがあります。
歯科用CTは、3次元での透視映像を得られるもので、歯や骨、さらには神経の状態などを立体的に知ることが可能です。これにより得られる情報は口腔外科領域の治療においても大変有効で、正確かつ無駄のない治療を可能としてくれるのです。マイクロスコープと同様に根管治療や歯周病治療にも有効で、さらにはセレックプライムスキャンと連動することで安全なインプラント治療が提供できるようになりました。
ビスタスキャンは、X線画像の撮影装置です。高周波のX線を用いて、歯や骨の構造を詳細に観察することができます。患者様への被ばくリスクを抑えられる他、スキャンした画像をよし繊細な3D画像として表示することができるため、診断や治療計画の立案に役立ちます。
YAGレーザーは効率的な虫歯菌の除去に加えて、歯ぐきの切開などの外科処置にも対応しています。熱によりパチパチと音が鳴ることはありますが、痛みはほとんど感じません。症例によっては麻酔無しで治療できることもあります。
エアフローとは、予防歯科のクリーニングで使用する設備のことです。細かい微粒子パウダーをジェット水流で歯の表面だけでなく、治療器具が届きづらい細部にまで吹きかけることで、歯をキレイにします。
治療をする歯あるいはその近くの歯にゴム製のシートをとりつけ治療対象となる歯を隔離・露出させ、唾液からの細菌感染を予防する装置です。
ラバーダム防湿を行うことで、唾液、血液、呼気中の湿度などの影響を受けずに治療することが可能になり、虫歯の再発防止に繋がります。細菌感染を防止し、歯を清潔で乾燥した状態に保つことができます。
主に歯髄保存療法や精密根管治療で用います。
MTAセメントは歯髄（歯の神経）が露出した場合などに使用する医療用の素材です。以前は神経を抜いていたケースでも、MTAセメントを使うことで神経を残して歯の寿命を守ることができるようになりました。
バイオセラミックは根管治療に用いる充填剤です。複雑な形状の根管内にも細かく入り込む性質があるので、菌の侵入や繁殖を防ぎ、虫歯の再発リスクを大きく低減することができます。
AIモーターは根管治療に使用する設備です。今まで歯科医師が行っていた作業を自動で行うことができるので、患者様にも負担の少ない治療の提供ができます。
「ファイル」とは根管治療に使用する道具です。ステンレスファイルも存在しますが、当院では屈曲性が高く精度が高い根管治療が出来ることから、ニッケルチタン製のファイルを採用しています。
DACプロフェッショナル
小型で高性能な滅菌器で、治療に使用した器具を清潔にして、院内感染の予防に役立っています。
「クラスB」とはヨーロッパ基準で滅菌器の性能が高いことを証明しています。「B」はAに次ぐ2番目ではなく、効果がBigであることを示しています。
DACユニバーサル
ハンドピースは歯を削るための器具で、お口の中に直接入れるので、専用滅菌器には高い性能が要求されます。DACユニバーサルは、1回で6本のハンドピースを滅菌可能で、時間的にも16分で完了できる高性能機器です。
ミーレジェットウォッシャーは熱水を使用する消毒器です。治療に使用した器具類を短時間で洗浄し、すすぎや消毒をしたうえに乾燥までしてくれるので、院内感染リスクを低減でき、スタッフのリソースも無駄にしません。
