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植物性油って本当に大丈夫?その成分とリスク

こんにちは、静岡市の歯科医院『駿河デンタルオフィス』です。

近年は「健康のために植物油を使っている」という声をよく耳にします。サラダ油やキャノーラ油、ごま油、オリーブオイルなど、私たちの食卓にはさまざまな植物性油が並んでいます。しかし一方で、「植物油を摂りすぎると体に良くない」という指摘もあります。

今回は、植物性油の特徴と摂取の注意点についてお話しします。

植物性油に含まれる成分とは?

植物性油の多くは「オメガ6系脂肪酸」と呼ばれるリノール酸を多く含んでいます。また、亜麻仁油やえごま油には「オメガ3系脂肪酸(αリノレン酸)」が豊富に含まれており、近年注目を集めています

・リノール酸(オメガ6系):

体の成長や皮膚の健康維持に必要。ただし過剰摂取は炎症を促す可能性があるとされています。

・αリノレン酸(オメガ3系):

体内で一部がEPAやDHAに変換されますが、その効率は低いため魚油ほどの効果は期待しにくいとされます。

このように植物性油にも必要な栄養素は含まれているものの、バランスが崩れると健康リスクにつながるのです。

植物性油の摂りすぎがもたらすリスク

現代人は肉や揚げ物を多く食べるため、植物性油の摂取量が戦前に比べて大幅に増えているといわれます。問題は「必要量を超えてしまうこと」です。過剰摂取により指摘されているリスクは次の通りです。

  • 高脂血症や高血圧
  • 動脈硬化や心筋梗塞
  • 脳梗塞やくも膜下出血

特にリノール酸が多すぎると、体内で炎症を引き起こしやすくなり、生活習慣病のリスクを高めると考えられています。

お口の健康にも影響する?

植物性油の摂りすぎは血管や心臓の病気だけでなく、お口の健康にも影響を及ぼす可能性があります

歯周病は歯ぐきの炎症から始まりますが、全身の炎症反応と深く関係しています。もし植物性油の過剰摂取によって体の炎症が高まりやすい状態になれば、歯周病の悪化を助長する要因になるかもしれません。つまり「油のバランスを見直すこと」は、口腔の健康維持にもつながるのです。

健康的に植物性油と付き合うには?

植物性油を完全に避ける必要はありません。むしろ適度に摂取することで、体の機能を正常に保つことができます。大切なのは「バランス」です。

 揚げ物や炒め物を控えめにする

● サラダ油などの精製油を減らし、オリーブオイルやえごま油などを少量活用する

● 魚や大豆製品など、油以外の食品からも必須脂肪酸を取り入れる

こうした工夫で、油の摂りすぎを防ぎながら必要な栄養を確保できます。

まとめ

植物性油は私たちの健康に欠かせない栄養素を含んでいますが、現代の食生活では過剰摂取になりやすい点に注意が必要です。油の種類や量を意識して選ぶことは、全身だけでなく歯や歯ぐきの健康を守ることにもつながります

駿河デンタルオフィスは、患者様お一人お一人の歯、ひいては全身の健康と真剣に向き合っています。歯についてお困りごとがある方は、ぜひ駿河デンタルオフィスにご来院ください。

【参考文献】

https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_eikyou/?utm_source=chatgpt.com

 

 

 

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