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お口の健康と全身の健康 歯を守ることの重要性

こんにちは、静岡市の歯科医院『駿河デンタルオフィス』です。

健康的な生活を送るためには、日々の食事や人とのコミュニケーションが欠かせません。そして、それを支える大切な要素の一つが「お口の健康」です。今回は、歯を守ることが全身の健康につながる理由をご紹介します。

日本歯科医師会 歯の学校 より引用

歯の健康と全身の健康の関わり

食事を楽しみしっかり噛んで栄養を摂取するためには、一定数の歯を保つことが必要とされています。特に、「80歳になっても20本以上の自分の歯を保とう」という8020(ハチマルニイマル)運動は、多くの人々に知られている取り組みです。

しかし近年の研究では、お口の健康が単に食生活に影響を与えるだけでなく、全身の健康とも深く関わっていることが明らかになってきました。その中でも歯の喪失が認知症の発症リスクを高めることが、国内外の研究で指摘されています。つまり、歯を守ることは、健康寿命を延ばす上でも非常に重要なのです

福岡県 『「久山町研究」からの健康アドバイス』より引用

歯の本数と認知症の関係

歯を失うことが認知症の発症にどう影響するのかを明らかにするため、平成19年度に久山町で行われた健康診断のデータを基に、60歳以上の方々を対象にした5年間の追跡調査が実施されました。その結果、自分の歯の本数が少ない人ほど、認知症を発症するリスクが高まることが明確になりました。(図1)

この研究結果からもわかるように、歯を多く残すことは認知症の予防にもつながると考えられています。歯を失わないためには、日頃からの口腔ケアが不可欠です。

久山町における歯の健康の変化

久山町では、平成19年から住民の歯科検診を開始し、地域の歯の健康状態の変化を追跡してきました。その結果、この10年間で40代・50代・60代・70代・80代以上のすべての年代において、20本以上の歯を維持している人の割合が増加していることがわかりました。これは、歯の健康に対する意識の向上や、定期的な歯科検診の受診率が高まっていることが要因の一つと考えられます。(図2)
このような傾向は、将来的に認知症の発症率を抑えることにもつながる可能性があります歯の健康を守ることが、結果として脳の健康を保つことにも寄与するのです

毎日のケアが健康な歯を守る

歯の喪失の主な原因は、歯周病とむし歯です。これらを防ぐためには、毎日の丁寧な口腔ケアが欠かせません。具体的には、

・毎日の歯磨きを丁寧に行う(歯間ブラシやフロスも活用)
・歯科医院での定期的な検診を受ける(早期発見・早期治療が大切)
・バランスの取れた食事を心がける(歯に良い食品を積極的に摂取)
・よく噛んで食べる習慣をつける(噛むことで脳も活性化される)
といった習慣が、歯を守るために重要です。

まとめ

歯を失わずに健康を維持することは、食生活の満足度を高めるだけでなく、認知症のリスクを減らすことにもつながります毎日のケアと定期的な歯科検診を習慣にすることで、あなたの歯と健康を守ることができるでしょう

駿河デンタルオフィスは、患者様お一人おひとりの歯、ひいては全身の健康と真剣に向き合っています。歯についてお困りごとがある方は、ぜひ駿河デンタルオフィスにご来院ください。

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