歯の定期検診とメンテナンスの重要性
こんにちは、静岡市の歯科医院『駿河デンタルオフィス』です。
「80歳になっても自分の歯で美味しく食事を楽しみ、家族や友人と笑顔で会話できたら…」 そんな未来を実現するためには、今からのケアがとても大切です。今回は、歯の定期検診とメンテナンスの重要性についてご紹介します。
なぜ検診とメンテナンスが重要なのか
お口の健康を保つことは、単に見た目の問題だけでなく、全身の健康にも影響を与えます。口の中が清潔に保たれていないとそこに潜む細菌が全身に広がり、肺炎や認知症、糖尿病などのリスクを高めることがわかっています。これを防ぐためには、日々のセルフケアに加えて、歯科医院での定期検診・メンテナンスを受けることが重要です。
世界と比べた日本の歯の健康意識
歯科医療が進んでいる国のひとつとして知られるスウェーデンでは、定期的に歯科検診を受ける習慣が根付いています。その結果、80代の人が持つ自分の歯の本数は、日本よりも平均で8本も多いというデータが報告されています。これは、定期検診を受けることでむし歯や歯周病の早期発見・予防が可能となり、結果として歯を多く残すことにつながるからです。
また、ある研究では、定期的なメンテナンスを受けている人と受けていない人では、5年後に残っている歯の本数に大きな差が生じることが明らかになっています。これはつまり、「歯を失わないためには、定期検診が不可欠である」という強い証拠になるでしょう。
定期検診では何をするのか?
「歯医者に行くのは、歯が痛くなってからでいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、定期検診では痛みが出る前にむし歯や歯周病を発見し、予防することが目的です。主な検診内容としては、
・お口の中の状態確認(むし歯・歯周病のチェック)
・歯周ポケットの測定(歯ぐきの健康状態をチェック)
・プラーク(歯垢)や磨き残しの確認
・歯石、プラークの除去(プロによるクリーニング)
・セルフケア指導(正しい歯磨き方法など)
これらの処置を受けることで、お口の健康を維持しやすくなります。
メンテナンスでむし歯を管理する
歯科医院でのメンテナンスではまだ穴があいていない初期段階のむし歯を管理し、進行を防ぎます。「小さいむし歯だから大丈夫」と思って放置すると、やがて大きくなり、最悪の場合抜歯が必要になることもあります。定期的なメンテナンスを受けることで、こうしたリスクを未然に防ぐことができます。
また、歯の健康管理は「老後の備え」でもあります。ある調査では、定年退職した元ビジネスマンが後悔していることの第1位が「歯の健康管理」だったという結果が出ています。仕事をリタイアし、ゆっくり美味しい食事を楽しみたいと思ったときに、「もっと歯を大切にしておけばよかった」と感じる方が多いのです。
まとめ
歯は一度失ってしまうと、二度と元には戻りません。80歳になっても自分の歯で食事を楽しみ、会話を楽しむためには、今からの習慣がとても大切です。「まだ大丈夫」と思わずに、今からできることを始めましょう。
駿河デンタルオフィスは、患者様お一人おひとりの歯、ひいては全身の健康と真剣に向き合っています。歯についてお困りごとがある方は、ぜひ駿河デンタルオフィスにご来院ください。