正しく磨いて口臭を減らす舌磨きのポイント
こんにちは、静岡市の歯科医院『駿河デンタルオフィス』です。
口臭が気になる方におすすめしたいのが、舌磨きです。舌に付着する舌苔(ぜったい)は、口臭の原因の一つです。舌苔を取り除くことで、口臭を予防する効果が期待できます。しかし、磨きすぎは舌を傷つけてしまう原因にもなるため、ポイントを押さえて正しくケアすることが大切です。今回は、舌磨きのポイントについて詳しくお伝えします。
舌磨きの基本ポイント
1. 1日1回、朝起きて舌苔をチェック
舌苔は、体調や時間帯によって付着の程度が異なります。朝起きたときに舌を鏡で観察し、舌苔が目立つ場合には舌を磨きましょう。朝のケアは特に効果的です。
2. お口を湿らせて舌苔を柔らかくする
舌が乾いた状態で磨くと傷つきやすいため、水を含んで舌を湿らせることが重要です。舌苔が柔らかい状態で磨けば、舌に負担をかけずにケアができます。
3. 軟らかめの歯ブラシや専用の舌ブラシを使用
水で濡らした歯ブラシまたは舌ブラシを使いましょう。歯磨き剤は吐き気を引き起こす場合があるため、使わないのが基本です。吐き気が気になる方は、小さめでヘッドの低いブラシを試してみてください。
4. 舌をできるだけ前に出す
舌苔は舌の奥にも付着しています。ブラシが奥まで届くように舌を前に出して磨きましょう。
5. 奥から手前に全体的に磨く
ブラシを奥に当て、手前に向かって優しく動かします。吐き気が心配な場合は、息を止めたり、ブラシが口の天井部分(口蓋)に触れないように工夫してください。
6. ブクブクうがいとガラガラうがいを行う
取り除いた舌苔が口の中に残らないよう、しっかりうがいを行いましょう。口の奥まで水が届くよう意識すると効果的です。
引用:歯科医院で患者さんに説明できる本 クインテッセンス出版
舌磨きの注意点
・磨きすぎに注意
1回で舌苔を完全に取り除こうと強く磨くのは禁物です。舌がヒリヒリしたり痛みを感じた場合は、すぐに磨くのをやめてください。
・舌苔が付いていない場合は磨かない
舌磨きは、舌苔が付着している場合のみ行えば十分です。必要以上に磨くことで舌が傷つくリスクがあります。
・器具の清潔を保つ
使用した歯ブラシや舌ブラシは、流水でしっかり洗い、清潔な状態を保ちましょう。
気になるときは専門家に相談を
舌磨きを正しく行うことで、口臭予防に大きな効果が期待できます。ただし舌は非常にデリケートなので、やり方がわからない、舌苔がどれかわからない、など心配な方は、歯科医師や歯科衛生士に相談することをおすすめします。正しい知識でケアを行い、健康なお口を手に入れましょう。
駿河デンタルオフィスは、患者様お一人おひとりの歯、ひいては全身の健康と真剣に向き合っています。歯についてお困りごとがある方は、ぜひ駿河デンタルオフィスにご来院ください。