喫煙は体とお口にこんな影響をあたえます
こんにちは、静岡市の歯科医院『駿河デンタルオフィス』です。
喫煙が健康に与える影響は全身に及びます。特に歯科の領域においても喫煙は重大なリスク要因となります。今回は、喫煙が体とお口に与える主な影響についてご紹介します。
喫煙が全身に与える主な影響
日本医師会 禁煙は体への愛 より引用
1.心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化
喫煙が身体に及ぼす影響は多岐にわたり、喫煙は心血管系に悪影響を及ぼします。タバコの煙に含まれる有害物質は血管を収縮させ、血圧を上昇させる原因となります。これにより、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化などのリスクが高まります。
2.肺
喫煙は肺への影響も大きいです。タバコの煙は肺に溜まり、慢性的な呼吸器疾患、特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺がんのリスクを高めます。さらに喫煙者は免疫力が低下し、感染症にもかかりやすくなります。特にインフルエンザや風邪などのウイルス感染に対する抵抗力が弱くなります。
3.がん
タバコに含まれる発がん物質は、肺だけでなく、喉、口腔、食道、膀胱、膵臓などさまざまながんのリスクを増加させます。実際、喫煙はがんの主な原因の一つとして知られています。
喫煙がお口に与える主な影響
引用:歯科医院で患者さんに説明できる本 クインテッセンス出版
1.歯周病のリスク増加
喫煙は歯周病のリスクを高めます。タバコの有害物質が歯茎の血行を悪化させ、免疫力を低下させるため、歯周病が進行しやすくなります。喫煙者は非喫煙者の約2倍のリスクを抱えています。
2.口臭の悪化
喫煙は口腔内を乾燥させ、口臭を悪化させます。タバコの煙に含まれるニコチンやタールが残り、細菌バランスも崩れ、不快な口臭が強くなることがあります。
3.歯の着色
喫煙によりタバコのタールやニコチンが歯に付着し、歯が黄色や茶色に変色します。美容面でも喫煙は影響があります。
4.口腔がんのリスク
喫煙は口腔がんのリスクを高める原因となります。タバコの煙に含まれる発がん物質が口内の細胞を傷つけ、特に舌や口の粘膜にがんが発生しやすく、早期発見が難しいため喫煙者は定期的に歯科医院でチェックを受けることが重要です。
まとめ
喫煙は全身の健康だけでなく、お口の健康にも深刻な影響を与えます。歯周病、口臭、歯の着色、口腔がん、さらに治療後の回復遅延などを引き起こします。禁煙することでお口と身体の健康を守ることができるので、今からでも禁煙を始めましょう。
駿河デンタルオフィスは、患者様お一人おひとりの歯、ひいては全身の健康と真剣に向き合っています。歯についてお困りごとがある方は、ぜひ駿河デンタルオフィスにご来院ください。