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フレイル・ロコモ・サルコペニアを理解しよう

フレイル・ロコモ・サルコペニアとは、年をとって弱ってくることを表す言葉です。

この3つの言葉に関して、本記事では詳しくお話ししていきます。

画像引用元:介護のほんね(https://www.kaigonohonne.com/questions/31)より

 

フレイル

フレイルとは、虚弱を表す言葉で高齢期に弱ってくる様々な状態を表す包括的な言葉です。

身体的フレイルや精神的フレイルの他、お口についてはオーラルフレイルと言われております。

オーラルフレイルとは、口の中が弱ってくるという表現に使われ、歯科と関係が深い部分になります。

ロコモティブシンドローム(ロコモ)

ロコモとは、運動器症候群を表す言葉で骨や筋肉、関節や脊椎といった運動器が弱ってくることを表す言葉です。

サルコペニア

サルコペニアとは、筋肉減少を表す言葉で、筋肉の量が減ってきたり筋力が弱ってくることを表した言葉です。

上記をまとめるとフレイルは全部を含み、ロコモティブシンドロームは足腰の運動器のこと、サルコペニアはその中の筋肉のこととなります。

次に、日本におけるフレイルの評価法を見ていきます。

画像引用元:健康兵庫21県民運動推進会議

日本におけるフレイルの評価基準

1.体重減少

6ヶ月で2~3Kg以上の減少

2.筋力低下(握力で計測)

男性の平均<26Kg 女性の平均<18Kg

(上記の数字以下の場合は注意が必要)

3.疲労感

ここ2週間、わけもなく疲れたような感じがする…など

4.歩行速度

通常歩行速度<1.0m/秒

(上記より遅いと注意が必要)

5.身体活動

  • 軽い運動や体操はしていますか?
  • 定期的な運動やスポーツはしていますか?

上記2つとも、していないと回答する場合は注意が必要

 

これらの項目に、全く当てはまらない方は健常です。

1〜2項目当てはまる場合はプレフレイル、3項目以上はフレイルとなります。

フレイルを予防・影響を少なくするために

フレイルになる前の予防も大切ですが、今からでも遅くはありません。

 

予防策としては、ウォーキングやジョギングといった有酸素運動の取り入れや、筋力トレーニングなどを少しずつ始めていきましょう。

また、普段エレベーターやエスカレーターを使う習慣がある方は、階段に変えてみるなどして無理なく普段の生活に取り入れてみましょう。

運動の他にも、適切な栄養摂取もしていくようにしましょう。

適正なカロリーを摂取することや、よく噛んで食べることができるよう歯科医院での入れ歯の調整や、定期検診の活用がおすすめです。

画像引用元:静岡県歯科医師会(https://s8020.or.jp/kenshin/management/)より

 

まとめ

どうしても、年齢と共に弱ってきてしまう部分はありますが、できるだけ長く健康を維持するためにも、私生活の中で無理なく予防していきましょう。

お口の健康を保つための予防歯科や検診をご希望の方は、ぜひ当院へご相談ください。

皆様のご来院、心よりお待ちしております。

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