栄養こそが最高の医療
こんにちは、静岡市の歯科医院『駿河デンタルオフィス』です。
多くの人は、病気になったら病院に行けばよい、医者が病気を治してくれると思っていらっしゃるかもしれません。しかし、細胞の機能を最大限に発揮させる分子栄養学の基本的な考え方を知ることが、健康を維持するために非常に重要です。
細胞に備わっている力で病気を防ぐ
すべての臓器は細胞からできていて、細胞の機能が良くなれば自ずと臓器の働きも良くなります。したがって、どのような栄養素をどのくらいの量摂取すべきかということは、細胞を中心に考えていく必要があるということです。また、特定の臓器に不調が起きている場合、他の臓器でも不調が同時進行している可能性があります。そのため、全ての臓器を構成する細胞の機能が重要です。
従来の栄養学と分子栄養学の違い
従来の栄養学と分子栄養学いずれにおいても、糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素の働きや捉え方は同じです。ただし、主食やバランスの考え方が異なります。従来の栄養学では糖質を中心としていますが、分子栄養学ではタンパク質と脂質を中心とした食事が推奨されています。具体的には、糖質の代わりに良質な脂質をエネルギー源とし、タンパク質で細胞の代謝を活性化し、ビタミンとミネラルの働きによって細胞の機能を最大限引き出すことを目指しています。
タンパク質と脂質の摂り方
細胞にとって十分な量のタンパク質は必要不可欠です。タンパク質は最低でも体重の1000分の1プラス20%(例:体重50kgの人で1日60gのタンパク質)は摂取する必要があります。卵、大豆食品、肉類、魚介類を意識して食べるようにしましょう。
脂質に関しては、足りていないという人はほとんどいません。ただし質の問題があります。細胞膜を酸化させない良質な脂質を摂ることが大切です。
酵素とホルモン、ビタミンとミネラルの重要性
細胞の材料(タンパク質と脂質)が揃っていたとしても、これだけでは機能できません。リボソームでタンパク質を合成し、ミトコンドリアでエネルギーを産生するためには酵素が必要です。また、酵素もそれだけでは機能せず、ビタミン(補酵素)とミネラル(補因子)の存在が欠かせません。
まとめ
今回は分子栄養学の基本的な考え方についてご紹介しました。細胞がその機能を十分に発揮できていれば、その状態は「健康である」といえるでしょう。
駿河デンタルオフィスは、患者様お一人お一人の歯、ひいては全身の健康と真剣に向き合っています。歯についてお困りごとがある方は、ぜひ駿河デンタルオフィスにご来院ください。