四毒抜きシリーズ① 小麦 ― 歯科と健康の視点から考えるリスク
こんにちは、静岡市の歯科医院『駿河デンタルオフィス』です。
今回は「四毒抜きシリーズ① 小麦編」として、小麦が私たちの体やお口に与える影響についてお話します。

オーガニックでも避けられない「小麦の盲点」
「無添加食品」や「オーガニック食品」が健康志向の象徴として広まっています。確かに農薬や添加物を避けることは大切です。ですがたとえオーガニックでも、小麦や砂糖は健康を損なう可能性があります。問題は「添加物の有無」ではなく、体質に合わない食材を摂りすぎることにあるのです。
小麦と自己免疫疾患の関係
小麦に含まれる「グルテン」は、パンやパスタのモチモチ感を生む成分です。しかし免疫系を誤作動させ、リウマチ、喘息、アトピー、パーキンソン病などの引き金になることがあります。免疫物質TNFαが暴走し、本来攻撃すべきでない正常細胞を傷つけるのです。
日本人に多い「グルテン不耐症」
欧米人は小麦を主食にしてきましたが、日本人が食べ始めたのは戦後です。そのため分解力が弱く、グルテン不耐症になりやすいのです。疲労感、睡眠の質低下、慢性炎症が続く方は、小麦が原因かもしれません。
腸を壊す「リーキーガット」
グルテンを消化できないと腸の粘膜に穴が開き、未消化物が血液中に漏れる「リーキーガット(腸漏れ)」を引き起こします。これがアレルギーや炎症、さらには米に対するアレルギーまで引き起こすこともあります。腸は免疫の要であり、全身の不調につながる重大な問題です。

代替食品の落とし穴
グルテンフリーの米粉パンや代替麺も注意が必要です。しっとり感を出すために砂糖や油を多用したり、添加物が入ることも多いため、腸への負担や虫歯リスクを高めてしまうことがあります。小麦をやめるなら「代用品に頼らない」意識が大切です。
歯科の視点から
よく噛むことはとても大切です。噛むことで唾液中の酵素アミラーゼが働き、米の澱粉が分解され、アレルギー予防や消化を助けます。さらに顎の発育や歯並び、噛み合わせの安定にも関わるため、よく噛む習慣が全身とお口の健康を守るカギとなります。

まとめ 〜小麦を減らす第一歩を〜
小麦は日本人にとって「万病のもと」となり得る食品です。体調不良が続く方は、主食をお米や雑穀に戻すことから始めてみてください。腸と免疫、そしてお口の健康を守るために、小麦との付き合い方を見直すことが重要です。


