サルコペニアを防ぐ!筋肉量を増やす予防方法
皆様、サルコペニアってご存じですか?一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回は、サルコペニアについて詳しくお話していきます。
画像引用元:https://kaigo.homes.co.jp/manual/healthcare/sick/sarcopenia/yobou/
サルコペニアとは?
サルコペニアとは、加齢により筋肉が自然と低下し、体の機能も低下した状態のことを言います。
※ギリシャ語の「筋肉(sarco)」と「減少・喪失(penia)」を組み合わせた造語です。
筋肉が低下してしまうと、ふらつくことで転んで骨を折ってしまう恐れがあり、これにより寝たきり状態になってしまう可能性も出てきます。
内臓はどこも悪くなく、むしろ健康なのに、筋肉が落ちたことによって寿命が縮まってしまう人が多いのです。
画像引用元:https://healthrent.duskin.jp/column/library/197/
どうしても筋肉は鍛えないと衰えていってしまうものなので、常に鍛えていく必要があります。
「筋肉を鍛える」と聞くと、「筋トレ」や「運動」が一番に思い浮かびますが、今まで全く筋トレや運動をしてこなかった人が、急に週5日間の運動をするのは難しく、すぐには取り入れられない方が多いかと思います。
そこで、運動と合わせて「筋力低下予防に効果的な食べ物」をご紹介します。
画像引用元:https://story.ajinomoto.co.jp/health/029.html
筋力低下予防をする食べ物
サルコペニア予防に必要・効果的なもの
- タンパク質:卵・魚・お肉・チーズ・納豆など
- ビタミンC:アセロラ・イチゴ・みかん・パプリカ・キャベツなど
- ビタミンD:鮭やその他魚類・干しキノコ
- 油:MCTオイル(ココナッツ油など)
これらを食べるだけで筋肉を作ることはできませんが、軽い運動などと合わせてこれらの食べ物を意識的に摂ることで、筋肉をより効率的に作ることができます。
ぜひ、日々の無理のない範囲での運動と合わせて、食べ物も見直してみてください。
まとめ
サルコペニアは全身的な筋肉量が低下することにより、口腔内の筋肉量も減少することが分かっています。
お口の筋肉量が低下する事で食べられるものが限られてしまい、十分な食事がとれないために栄養不足を引き起こし、さらなる筋肉量の低下につながるといった悪循環を起こしてしまいます。
画像引用元:日本歯科医師会https://www.jda.or.jp/happysmile/symposium/
この悪循環によってさらなるサルコペニア・ロコモティブシンドローム(ロコモ)を引き起こし、最悪の場合寝たきりになる可能性があります。
これらを予防するために、歯科医院でできることがあります。
合わない入れ歯の調整や新製、虫歯や歯周病などの疾患の治療を行い、お口の問題を解消し、食事をきちんととれるお口の状態にしておくことが大切です。
その上で、お口まわりのストレッチや全身の運動を行い、お口と全身の筋力も鍛えながら、栄養を考えたバランスの良い食事を心掛けていきましょう。