太っているのは甘えです〜太らない生活の基本を知る〜
なぜ「そんなに食べていない」のに太るのか
実は、多くの人は、食べたものを都合よく記憶の中から抹消してしまっています。実際は、自分で思っているよりもずっと多く食べているのです。「そんなに食べていない」人が、実際に食べたものや飲んだものを全て記録してみると、自分では買ってないけれど貰ったもの(お歳暮やお土産や職場に置いてあるお菓子など)をたくさん食べていたことが判明しました。これらは、自分から積極的に食べようとしたわけではない、ということで記憶の中から抹消してしまっていたのです。
甘えなければ、太らない
疲れた時に(ストレス解消として)甘いものを食べるのは、はっきり言って甘えです。甘いものは脳の快楽報酬系というところが刺激されます。これは、覚醒剤を使用した時と同じ反応が脳内で起こるのです。甘いものを食べると15分くらいでドーパミンが出て、多幸感が訪れます。そこで、インシュリンが出て血糖値が一気に下がります。すると、グルカゴンという血糖値を上げ直すホルモンが放出されます。
小麦粉に入っているグルテンも同様です。グルテンも脳の快楽報酬系が刺激され、腹八分目で食べるのをやめることができません。瞬間に多幸感が出るものは体を壊します。
腹八分目の生活を心がけるべし
ストレスをなくすには、甘いものを食べるのではなく、熱いお風呂やサウナに入って汗を流して、冷水を浴びましょう。アドレナリンが引いていきます。また、よく噛む(毎回20~30回噛む)と満腹中枢が上がるので、腹八分目で食べるのをやめることができます。素麺やラーメンやスパゲッティなどほとんど噛まずにツルツル飲み込めるものではなく、よく噛む食感ががしっかりしたものを食べるようにしましょう。また、運動をするために、わざわざお金を払ってジムに行く必要はありません。運動は家事をメインにして、汗をかくくらい拭き掃除をしましょう。また自家用車通勤はやめて、電車やバスのひとつ先の駅や停留所まで歩くなど、普段より歩く工夫をするのも一つです。
基礎代謝力が上がると、簡単には太りにくくなります。太らない生活の基本は、甘えないことです。