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歯の役割と重要性について〜噛むことは「生きる」ということそのものに直結する

今回は、「歯の役割ってなんだろう」という根本的なお話をしていきます。
「年齢」という漢字は、「歯」が含まれています。「歯」は、ものを噛むためのものという以外に成長の途中で生え替わったり欠け落ちたりすることから「歳」という意味を持っています。
歯の状態で、人の成長過程や歳をとっていく姿を表現しているので「齢」に「歯」の字が使われていると言われています。
現代で歯を失ってしまったら、歯科医院で入れ歯やインプラントを入れたり、お粥など柔らかい食事を摂ったりすることができます。しかし、昔は歯を失うことは死を意味しました。そのぐらい、人間が健康に生きるためには、歯の役割は大きいのです。

歯は消化器である

歯はただ物を噛み砕く役割だけだと思っていませんか。歯にはもっとたくさんの役割があります。国際的には口は消化器とされています。すなわち、唇や歯や唾液腺なども消化器なのです。体調が悪い時、病院で「消化に良いものを食べなさい」などと言われることがあります。私たちはその時、胃や腸の消化に良さそうな物を思い浮かべます。しかし、それより先に歯のことを考える必要があるのです。

歯が消化器であることがもっとも重要視されるのが、介護やガンの終末医療の現場です。嚥下や口腔ケアが、命を長らえるために必要だからです。人間は生きるためには、歯で噛み砕き、すり潰し、飲み込まなくてはなりません。

歯と食生活の関係性

人間は雑食動物です。そのため、人間の歯は、野菜・肉・穀物を食べるために形状で3種類に分けられます

「切歯」・・・前歯のこと(前から1、2番目の歯) 食べ物を噛み切ります。
「犬歯」・・・先端のとがっている歯のこと(前から3番目の歯) 食べ物を切り裂きます。
「臼歯」・・・奥歯のこと(前から4、5、6、7、8番目の歯) 食べ物をすりつぶします。

野菜だけ、肉だけと偏った食生活をするのではなく満遍なく食べるために、人間は形状が違う歯で構成された歯並びをしています。歯並びが先ではなく、その環境で健康に生きるのに適した歯並びに人間が進化したのです。特に、日本人の歯並びは米をすり潰すのにとても適した形をしています。

まとめ

このように、歯の役割は噛み砕くだけではなく、「生きる」ということそのものに直結しています。健康で長生きするために、毎日の歯磨きや定期的な歯科検診などで、一本でも多く歯を残していきましょう。歯についてお困りごとがある方は、ぜひ駿河デンタルオフィスにご来院ください。

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