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プライムスキャン、口腔内スキャナーについて

こんにちは。静岡市の歯医者、駿河デンタルオフィスです。

今回は最新の機械で当院でも導入しているプライムスキャン(口腔内スキャナー)について、これらの特徴やメリットなどをご紹介します。

プライムスキャン(口腔内スキャナー)の特徴とメリット

口腔内スキャナー

口腔内スキャナーとは、小型のカメラでお口の中を撮影し、そのデータをコンピューターで立体的な画像で見ることができる機械です。口腔内スキャナーを使うと、口腔内の細やかな部分まで正確に見ることが可能です。

日本での口腔内スキャナーの普及率はメーカーによると、2022年現在9.1%程度だと言われています。それは、口腔内スキャナーが価格的に高価なことや保険が適応されないことなどが理由です。

しかし、アメリカやヨーロッパの多くの歯科医院では、日常的に口腔内スキャナーが使用されています。

アメリカやヨーロッパでは日常的に口腔内スキャナーが使用されている

口腔内スキャナーのメリット

口腔内スキャナーを使った治療には、以下のように多くのメリットがあります。

快適さ

今までの型取り方法だと、粘土のようなドロッとした型取りの材料をお口いっぱいに入れなければならず、吐き気を催したり、苦しくなったりすることがありました。また、その材料が固まるのが2~3分かかるため、その状態で待ち続けなければならないので、苦痛と感じる方が多かったのです。

しかし、口腔内スキャンナーの場合は、お口の中にスキャンを入れて光を当て、読み取るだけで済むので、辛い思いをすることはありません。型取りにかかる時間も1分程度と短いのが魅力です。

また作業時間が短くなることで、患者さんの負担が大きく減ることはもちろん、私たち歯科医師も診察時間を患者さんのために有効に使えます。

精密さ

従来の粘土のような型取りの材料(印象材)を使った場合、材料自体の変形、もしくはそこから模型を作る際に変形することがあります。こういった状態で作られた詰め物や被せ物は、歯にぴったりと合わなくなり、歯と歯の間に隙間ができたりしてしまうことがあります。

口腔内スキャナーでできた型取りデータは変形することがないので、専用の機械を使って出来上がる人工物も非常に精密で、虫歯の再発も起きにくくなるでしょう。

材料のムダが少ない

今までは印象材(粘土のような歯の型を取る材料)を使ってお口の中で型を取り、取れた型に石膏を流し込んで模型を作っていました。

しかし、口腔内スキャナーは型を取るための印象材や石膏、外部で作る際の模型を送るための宅急便などを使う手間がなくなり、大幅なコストカットにつながるのです。

安全でミスが起きにくい

お口にドロッとした粘土材料が流れることがないので、誤嚥や嘔吐などのリスクがありません。
また、材料を使用した型取りの際に、グラグラの歯が抜けてしまうといった心配もありません。

今までの方法では、印象材や石膏の使用といった作業を人が行っていました。そのため、どうしても人的ミスが起こる可能性があったのです。

しかし、口腔内スキャナーを使う場合は、人的作業が少なくなるので、こういったミスが起こる心配がありません。

清潔

今までの型取りの場合、お口周りにも材料が沢山ついてしまいましたが、口腔内スキャナーの場合はお口が汚れる心配がありません。

また、お口の中に入るスキャナーの先端は患者さん一人一人交換することのできる使い捨てのものであり、常に清潔さが保たれています。

データがデジタルで管理しやすい

従来の印象材で歯の型を取る場合は、印象材の保管場所が必要です。しかし、口腔内スキャナーを使う場合は、歯型をデータで取るので、物理的に場所を奪うことがないので、管理しやすいです。

また、印象材が変形してしまったり石膏で作った模型が壊れてしまうリスクもありません。口腔内スキャナーはデジタルデータなので、共有しやすいといった大きなメリットもあります。

当院で使用しているプライムスキャンについて

ここまでは口腔内スキャナーについてお話させていただきました。
ここからは当院で導入している口腔内スキャナー、デンツプライシロナというメーカーのプライムスキャンについてお話させていただきます。

長い歴史があり高性能なプライムスキャン

デンツプライシロナは35年前から口腔内スキャナーを制作している最も歴史ある会社で、プライムスキャンはその長い歴史の中で改良された最新の機械です。
カメラの性能が非常に良く、高解像度で精密にお口の中をスキャンすることができます。

3Dで立体的にお口の中の状況を把握することが可能

プライムスキャンはカメラの性能はもちろん、画面の画質もとても綺麗です。
お口の中の状況が大きな画面の3D画像で細かいところまで確認ができるので、従来のように鏡を使って小さな歯をのぞき込む必要がなく、立体的にお口の中の状況を把握することが可能です。
治療の説明だけでなく、歯茎の状況や赤い染め出し液を使って歯磨きの状況なども把握できます。
立体的に状況がわかると歯磨きも上達しやすいです。

ミリングマシーン(削りだしの機械)と連携しているため1度の来院で1本の治療が完了

当院では治療の際プライムスキャンでスキャンしたデータをもとにセラミックで歯の詰め物や被せものを工場で企画生産されたブロックから自動で削り出すミリングマシーンと連携しているため、歯を削った後にスキャンするだけで詰め物や被せ物の制作ができます。

プライムスキャンを使うことによって、より精密な型が得られ、よりフィット感に優れる精度の高いセラミックを作り出すことができるのです。

また、機械が作業を行うので、手作業に比べてより早くセラミックをお口の中に入れることが可能で、その方の状況によりますが1度の来院で完成するのも大きなメリットです。

ミリングマシーンは手作業より早い治療を可能にする

まとめ

プライムスキャン(口腔内スキャナー)には、大きなメリットがいくつもあります。
この機械を使用することによって、患者様の負担を大きく減らすことが可能です。

当院では、患者様に快適に治療を受けていただけるように、最新の良い機材を導入するなどさまざまな工夫を凝らしております。

ぜひ、安心して当院に治療を受けにいらしてくださいね。

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