根管内の破折器具の除去
根尖病変のある歯を治療する過程で根管内に破折器具が存在するため破折器具(破折ファイル)を除去しました。
下の動画で破折器具が根管から出てくる瞬間は再生時間のだいたい42〜43秒あたりとなっております。破折ファイルがある程度緩んだことを確認した上で根管内に洗浄用の薬液を入れた状態で超音波振動をかけることで破折器具が飛び出します。
破折器具が折れていた歯は下顎の第一大臼歯の遠心舌側根管でした。
遠心舌側根管は湾曲していることが多く注意深く治療をしないと治療用の器具が折れてしまうことがあります。
治療用の器具を折ることはそんなに難しいことではありませんが、それを取るのはかなり困難です。治療用の顕微鏡(マイクロスコープ)を使用しないと除去することはほぼできません。