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Dr.AtlasとDr.Kratchmanによる根管治療から最終補綴まで 前半

10月8日・9日にデンタルアーツアカデミーで行われたDr.Atlas(アトラス先生=ペンシルバニア大学予防修復科学講座 臨床教授)とDr.Kratchman(クラッチマン先生=ペンシルバニア大学歯内療法学 准教授)というペンシルバニア大学の教授と准教授を講師に迎えた『Dr.AtlasとDr.Kratchmanによる根管治療から最終補綴まで』というハンズオンコースを受講しました。

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Dr.Atlas(左)と通訳の寺内先生(中央)とDr.Kratchman(右)
(クリックすると拡大します)

今回の主な内容は以下の通りです。
1. Diagnosis for odontogenic pain in endodontic region and treatment planning decision for endo
2. Access cavity preparation and locating MB2
3. Root canal instrumentation and irrigation technique
4. Warm gutta-percha obturation
5. Diagnosis for restoration and treatment planning decision for restoration
6. Post selection
7. Diamond selection and ultrasonic burs/tips for precision preparation
8. Preparation for post placement
9. Post placement direct and indirect
10. Core materials and placement
11. Adhesion protocols (Direct posterior composites: Class 1, 2 and 5)

セミナーの形式としては、ペンシルバニア大学で卒後研修として実際に行われている形式に則って行われました。
日本のセミナーでは、セミナーのスタートからディスカッションをするということはほとんどありませんが、今回はディスカッションからはじまりました。(通常、日本のセミナーは講義で始まります)

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Dr.Atlas(アトラス先生=ペンシルバニア大学 臨床教授)
補綴治療(被せ物)に関する講義・実習を担当

drkulDr.Kratchman(クラッチマン先生=ペンシルバニア大学准教授) 根管治療に関する講義・実習を担当

この2日間のコースで教わったことは非常に多いので、今回のブログではその中でも最新のトピックのひとつである『Bioceramic=バイオセラミック』を使用した根管治療に関して書いていきます。

『Bioceramic=バイオセラミック』を成分とした『EndoSequence BC Sealer』と『EndoSequence BC Points』を使用した根管治療・根管充填に関する講義・実習を行いました。BC=Bioceramic=バイオセラミックです。
『Bioceramic=バイオセラミック』とはどんなものなのか?
『Bioceramic=バイオセラミック』とは、『MTA』とほぼ同じものです。『Bioceramic=バイオセラミック』≒『MTA』

MTA(Mineral Trioxide Aggregate)との最大の違いは操作性が良いことです。『MTA』は粉末と水分をまぜてはじめて使用できるのですが、操作性がよくありません。『Bioceramic=バイオセラミック』の製品はすぐに使用できるようにプレミックスされています。
(例えるなら、『MTA』は『精米されたお米』です。炊くときの水分量によって柔らかくなったり、硬くなったり、炊き方によって味も食感も変わります。
『Bioceramic=バイオセラミック』はプロの料理人が炊いたご飯です。材料の特性をいかしたベストの状態になっています。)

従来のガッタパーチャ(≒ゴム)とシーラーを併用しての根管充填よりも『Bioceramic=バイオセラミック』を成分とした『EndoSequence BC Sealer』と『EndoSequence BC Points』を併用した根管充填のほうがはるかに優れています。

従来のガッタパーチャ(≒ゴム)とシーラーは体にとって害になることは多くはないですが、決して生体親和性(=体にとって優しいかどうか)は良いものではありません。

『Bioceramic=バイオセラミック』は『MTA』とほぼ同じものなので生体親和性は良好です。
そのため、従来のガッタパーチャ(≒ゴム)とシーラーを併用した根管充填よりも『EndoSequence BC Sealer』と『EndoSequence BC Points』を併用した根管充填のほうが治癒が早く、治療結果も良好です。

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『EndoSequence BC Sealer』(説明カタログより)
(クリックすると拡大します)bcp
『EndoSequence BC Points』(説明カタログより)
(クリックすると拡大します)

もちろん、『EndoSequence BC Sealer』と『EndoSequence BC Points』を併用した根管充填をただ行えば良好な結果が出るわけではありません。正しい使用法を理解した上で使いこなしてはじめて、良好な結果につながります。

『EndoSequence BC Sealer』『EndoSequence BC Points』は非常に優れた歯科材料なのですが、日本国内では販売されていないため、正しい使用法を理解して使いこなすためには、普段から使いこなしている歯科医師から教えてもらうしかありません。
今回はそのプロであるDr.Kratchman(クラッチマン先生=ペンシルバニア大学准教授) に本当に正しい使用法(=実際にペンシルバニア大学で行われているやり方)を講義・実習を通して学びました。

従来の根管充填よりも優れるため、さらに根管治療の成功率向上のため、当院でも自由診療での根管治療に関しては積極的に使用していきます。
※残念ながら、日本の薬事を通っていないため保険診療ではつかえません。日本の薬事を通ることを待っていたら、より良い治療を提供することはできません。
私自身、保険診療をするために治療をするのではなく、より良い治療を提供するために治療をしたいと考えています。

今回のセミナーを受講し、さらに根管治療および審美歯科治療(≒セラミック治療)に関する知識・治療技術を深めました。それを来院される患者さんに還元していきます。

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