JIADS歯科衛生士コースを受講しました
こんにちは。歯科衛生士の野原です。
秋風が吹く頃となり、すごしやすい季節となってきましたね。
季節の変わり目ですので体調を崩さないように気をつけたいですね。
9月27日に銀座で行われた、JIADS歯科衛生士コース二回目のセミナーに参加しました。
今回のセミナーの内容はスケーリング・ルートプレーニング(歯茎の下の歯石を除去する事)やメインテナンスについて主に学びました。
まず、スケーリング・ルートプレーニングについて説明します。スケーリング・ルートプレーニングとは歯周病の局所的な原因を機械的に除去する事です。(局所的な原因とは歯石の事で機械的とは歯石を除去する器具の事を指します。)
スケーリング・ルートプレーニング
なぜ歯茎の下にある歯石を除去する必要があるのか・・・
歯茎の下にある歯石は軽石のようにガタガタで穴だらけになっている為、細菌の住処になってしまっています。
この歯石を除去しなければ歯周病の進行を食い止めることができずに悪化してしまいます。だから、細菌のすみかである歯茎の下の歯石を除去しなければならないのです。
もし、そのまま放置してしまうと・・・
歯茎は後退して歯が長くなったように見えはじめ、酷い場合には歯を支える骨がほとんどなくなり、歯がグラグラして物が噛めなくなってしまい抜歯になってしまう可能性もあります。
歯を失わないため・健康なお口でいるためにも定期的なメインテナンス(アフターケア)に通いましょう。
もちろん、メインテナンスに頼りきってしまうのではなく、日常的なプラークコントロール(歯ブラシや歯間ブラシなどで虫歯や歯周病の原因を取り除くこと)が重要です。
日常的なプラークコントロールをしている上で、私たち歯科衛生士が患者様のプラークコントロールの状態をみて、ブラッシングのチェックをします。
お口の中の汚れが定着したり、除去した歯石がまたつきだすのに個人差はありますがだいたい3ヵ月です。ですので3ヶ月に1度は定期健診にきて頂き、お口の環境を整え、健康な歯で毎日の生活を充実させましょう。
患者様のために、日々向上心を持ち、全力で取り組んで参ります。