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寺内先生のRetreatment アドバンス コースを受講しました

8月31日にデンタルアーツアカデミーで行われた
寺内吉継先生(神奈川県大和市 開業)の『Retreatment アドバンス ハンズオン』セミナーを受講しました。
今回は8月24日に行われたセミナーの続きです。
(前回の内容を知りたい方はこちらへどうぞ)
寺内吉継先生は、自由診療で根管治療専門医として開業されている先生です。

セミナーの内容としては、前回に引き続き根管治療の再治療
いわゆる『再根管治療(≒感染根管治療)』について講義と実習
(ハンズオン)を通して学びました。

今回のセミナーでの大まかな内容としては
・破折器具の除去
・外科的歯内療法
についてでした。

根管治療、特に再治療いわゆる『再根管治療(≒感染根管治療)』ではいろいろなものを除去していく必要があります。
再治療をする際には、かぶせもの(クラウン)、芯棒(ポスト)、汚染された(感染した)ガッタパーチャ(根管充填材)などを除去する必要があります。
そして歯の中(根管内)の感染源を可及的に除去し、根管充填を行い土台を作り(支台築造をし)、またしっかりと咬めるようにかぶせものを装着していきます。

しかし、歯の中(根管内)に破折器具があることで感染源が除去できない時はその破折器具を除去する必要があります。

(破折器具があっても感染が無い場合や全く症状がない時などは無理に破折器具を除去する必要はありません。)
破折器具そのものが悪さをすることはあまりなく破折器具があることで歯の中(根管内)をきれいに清掃できない為に除去が必要となるのです。
破折器具の除去の仕方を講義と実習を通して学んできました。

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外科的歯内療法というのは、通常の根管治療を行っても治りが良くない場合や、通常の根管治療ができないあるいは困難な場合に行う治療です。
外科的歯内療法では特に、意図的再植術と歯根端切除術の頻度が高い為、この2つを重点的に講義および実習を行いました。(意図的再植術について知りたい方は以前の月星先生のセミナーのブログを参考にして下さい)
外科的歯内療法ができることによって歯を保存することができる可能性が高くなります。
そしてその外科的歯内療法をする上で欠かせないのがやはり治療用顕微鏡(マイクロスコープ)と歯科用CTとMTAです。
歯科用CTは診査・診断時に非常に役に立ちます。治療用顕微鏡(マイクロスコープ)は精密な治療を行う時には必須です。
MTAは最も生体親和性の良い根管充填材として活用できます。
もちろんそれらを生かす為の知識や技術・スキルが無いと患者さんの役に立つことはできません。歯科用CTおよび治療用顕微鏡(マイクロスコープ)やMTAを使いこなすことで良い治療結果を出せるようになります。

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前回および今回の寺内先生のセミナーを受講し、改めて根管治療の重要性と可能性を再認識しました。今後もさらに研鑚を積んで患者さんに還元していきます。

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なお、当院での根管治療について知りたい方はこちらへ。
CBCT(歯科用CT)について知りたい方はこちらへ。
治療用顕微鏡(マイクロスコープ)について知りたい方はこちらへ。

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