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ラバーダム防湿

ラバーダム防湿/ラバーダム

ラバーダム防湿/ラバーダムとは

治療をする歯あるいはその近くの歯にゴム製のシートをとりつけ治療対象となる歯を隔離・露出させ、唾液からの細菌感染を予防する処置が『ラバーダム防湿/ラバーダム』です。

ラバーダム防湿の歴史は古く1864年にアメリカ New YorkのDr.Barnumが考案したと言われ、それから少しずつマイナーチェンジをしながら現在のかたちになりました。
日本において1864年はまだ江戸時代です。元号でいうと『文久3年』/『元治元年』です。2019年の日本同様『元号が改元された年』です。ちなみに1864年の米国は南北戦争真っ只中でした。
ラバーダム防湿は150年以上の歴史がある処置なのです。

今まで他の歯科医院でされたことがない、なぜこのような処置をする必要があるのかを説明します。
なぜ今までされたことがないかの一つの答えが少し古いものにはなりますが以下の論文です。
1996年の論文ですが、日本歯科大学の保存科に通う患者さんに対して行われた調査では、一般の歯科医院でラバーダムが行われた割合はわずかに2.5%という結果でした。
2003年の別の論文では、歯内療法学会(主に根管治療を専門とする学会)の先生達でさえ根管治療時において必ずラバーダムを行うと回答した割合は約25%という結果でした。

ラバーダム防湿のメリット・デメリット

ラバーダム防湿を確実に行うことで唾液、血液、呼気中の湿度などの影響を排除することが可能になります。
また、口唇や頬粘膜や舌などを排除し良好な視野の確保ができ、処置中にミラーが曇ることを防止できます。
上記のことで『より確実に正確に精度良く歯科治療を行う』ことが可能となります。

ラバーダム防湿のメリット・有効性は下記のとおりです。
患歯(治療をする歯)を清潔な状態に保つ=唾液からの細菌感染を防ぐ
唾液を排除することで唾液からの細菌感染を防止し、歯を清潔で乾燥した状態に保つことが可能
治療をより丁寧に精度良く行う事が可能
唾液からの細菌感染を防止するだけでなく、歯茎(歯肉)、唇、舌、頬粘膜の排除と保護が同時に行えるためより丁寧な治療が可能となりやすいです。治療をする歯科医師の視野も患歯(治療をする歯)に集中できるため治療がやりやすくなります。
防湿=乾燥状態の維持
患歯(治療をする歯)の乾燥状態が維持されることで治療時に使用する鏡(デンタルミラー)が曇ることを防止したり、乾燥した状態で治療ができるため接着操作がより確実に行いやすい。(湿度が高いところや濡れている部分には接着操作が不確実になりやすい)
治療時の安心感の提供
治療器具・治療薬剤の誤飲・誤嚥の防止にも役に立ちます。また、上記のラバーダム防湿法のメリット・有効性をご理解いただけると治療時の安心感にも繋がります。

ラバーダム防湿法中は『基本的にずっと口を開けている必要がある』ため、下記の場合はラバーダム防湿法ができないことがあります
・鼻で呼吸ができない方
・口を開けるのが苦手な方
・口を開けているのが辛い方
・あごの弱い方
・治療中にたまる唾液を飲み込むのが苦手な方
・歯の形・状態によっては装置を固定できないとき

ラバーダム防湿に使用する器具

基本的に下記の5つの器具を使用しラバーダム防湿を行います
・シート
・クランプ
・パンチ
・フォーセップス
・フレーム
シート/ラバーダムシートは使用後廃棄処分します。
クランプ・パンチ・フォーセップス・フレームは患者さんに使用後、ウォッシャー ディスインフェクター(ミーレ ジェットウォッシャー)にて『洗浄・消毒・乾燥』処理を行ったあと、クラスB滅菌器にて『滅菌』処理をして次の患者さんに使用します。
※何度も使用して把持力が弱くなったクランプは廃棄処理しております。
※※ラバーダム防湿に興味・関心のある歯科医師からもどのようなラバーダム関連器具が良いのかよく聞かれるので当院で使用している器具を下記に掲載しております。
『シート/ラバーダムシート』
デンタルダムとも呼ばれ天然ゴム(ラテックス)製のシートです。ラテックスアレルギーの方にはノンラテックス製のシートを使用します。
当院では保険診療と自由診療では使用するラバーダムシートが異なります。



『クランプ』
大きさや形状によって『前歯用』、『小臼歯用』、『大臼歯用』と種類があります。当院で主に使用しているものは下記のタイプのものです。
※何度も使用して把持力が弱くなったクランプは廃棄処理しております。

『パンチ』
ラバーダムシートに穴を開けるために使用します。開けた穴から歯を露出させます。歯によって大きさが異なるため、さまざまな大きさの穴を開けることができるようスライド式のカッティングテーブルが付与されています。当院では下記のものを使用しております。
『フォーセップス』
ラバーダム防湿を行う際、クランプを歯に装着するために使用します。当院では下記のものを使用しております。

『フレーム』

ラバーダムシートを保持するために使用します。おもにステンレス製のものとプラスチック製のものがあります。当院では下記のものを使用しております。

 

ラバーダム防湿が推奨される治療

根管治療

無菌的に治療を行うために、治療中に患部(根管の中)に唾液などが入ることを防ぐ必要があります。
また、根管治療中に使用する器具の誤飲・誤嚥の防止や、根管洗浄する薬剤がお口の中に漏れることもないため安心して治療が可能になります。

Vital Pulp Therapy (VPT)=生活歯髄療法 覆髄/断髄
神経を残す処置を無菌的に行うために、治療中に患部(歯髄・神経)に唾液などが入ることを防ぐ必要があります。
神経を残す処置は、お口を開けたままの状態で行います。治療中に顎が疲れてしまう方もいるかと思いますので、つらいときには我慢せずにお伝えください。

接着修復治療=レジン充填・セラミック修復

ラバーダム防湿を行い乾燥した状態で治療をすることによってより確実な接着が期待できます。濡れている状態や湿度が高くウェットな状態(湿っている状態)では接着は困難となります。

ラバーダム防湿をした実際の治療例

『根管治療』➔根管治療のページに移動します
『Vital Pulp Therapy=VPT 生活歯髄療法 覆髄・断髄』➔Vital Pulp Therapy=VPT 生活歯髄療法 覆髄・断髄 のページに移動します
『接着修復治療 レジン充填(ダイレクト・ボンディング)』
※ラバーダム防湿を行い精密で審美的なレジン充填を行う場合は自由診療となります(保険適用外のレジンを使用するため)

 

『接着修復治療 セラミッククラウン装着』 
※クラウンが歯肉縁上の場合です。歯肉縁下にフィニッシングラインが設定されている場合(クラウンのマージンが歯肉縁下の場合)はラバーダム防湿ができないことがあります。

ラバーダム防湿と歯科治療について

保険診療においてもラバーダム防湿は可能です。
平成20年3月末まではラバーダム防湿をした場合、保険点数・診療報酬で10点=100円が請求できました。

しかし、平成20年4月以降はラバーダム防湿をした場合であっても請求ができなくなりました。診療点数が0点=0円になりました。
厳密には『基本診察料≒初診料・再診料に含まれる』ということになりました。基本診察料自体の点数はほとんど変わっていないため、『実質的にラバーダム防湿を行うのであれば無料でやるように』ということになりますので、完全な持ち出し・ボランティアとなります。

ラバーダム防湿自体を行うためにも少し時間がかかりますし、ラバーダムシートは1回使用で使い捨て、クランプも何度も使用していると弱くなり使いものにならないこともあるため准消耗品です。
クランプ、フレーム、パンチ、フォーセップスといったラバーダム防湿に必要な器具を用意したり、ラバーダム関連器具(クランプ、フレーム、パンチ、フォーセップス)を使用後に洗浄・滅菌して片付けることに関しても手間暇がかかります。当院ではラバーダム関連器具(シート、クランプ、フレーム、パンチ、フォーセップス)が8セットあります。8セット作るのに器具代だけで約50万円かかっています。

そのようなこともあり、保険診療でラバーダム防湿をしている医院というのは非常に少ないのです。ラバーダム防湿をしても請求ができないのであればしないという医院が多いのは仕方のないことなのかもしれません。

医療は決してボランティアではありません。赤字になってでもやれというのは酷なことです。なぜなら歯のこと、患者さんのことを考えてボランティア・赤字で治療をしていたらその医院は経営破綻する可能性もあります。

赤字を少なくするために人件費を抑えることや、あえて質の劣る安い歯科材料を積極的に選択・使用する、よりよい治療を提供するための設備投資を見送るようなことは決して良いことではありません。そのような医院に優秀な人材が集まる可能性も低いはずです。優秀な人材が集まりにくいというのは良い医療を提供しにくいことにもつながります。

良い医療を提供し、それに見合った費用をいただく、そして適正な利益を出し、それを次の設備・教育・人材などに投資していく、それが健全な医院経営だと私は考えております。

ちなみに当院においては根管治療に関しては自由診療では必ずラバーダム防湿を行っております。保険診療においても根管治療時は原則としてラバーダム防湿を行っております。
ただし、保険診療と自由診療ではちがうものを使用します。
保険診療では上記のような理由があるためコストをかけられないためラバーダムシートは1枚あたり15~30円の低コストなものです。
決して高品質ではありませんが、使用しないよりははるかに良いと考えております。

自由診療であれば1枚あたり150~300円の高品質で高コストなラバーダムシートを使用します。
保険診療で使用しているものと自由診療で使用しているものでは値段の差が約10倍あります。

やはり値段の差の分だけ質・クオリティが違います。自由診療の場合は質にこだわった治療を提供するために値段が高くてもできるだけ高品質なものを使用するようにしております。『神は細部に宿る』というように細かいこだわりを持ちながら高品質な治療ができるように努めております。

保険診療においてはあらかじめ処置に対する保険点数・診療報酬が決まっており、使用できる歯科材料も限られていますので、その中でやっていくしかないのが現状です。医科に比べ歯科は全般的に保険点数が低く抑えられているので、保険診療で高品質な医療の提供は難しいのが現実です。

食事で考えても同じ事が言えると思います。少ない予算の中で栄養バランスが取れていて健康に良く、かつとても美味しく、一人ひとりに合わせた美味しい料理は難しいと思います。
少ない予算と決まっていれば食材の選択肢も少なく(狭く)、高品質の食材を選ぶこともできません。更に時間もかけないで作るようにという条件があればさらに難しいことだと思います。その上で利益を出そうとすれば『薄利多売』しかできません。

ワンコインで食べられる食事でもお腹いっぱいにすることはできても、栄養バランスが良く健康的であることは難しいことなのではないかと思います。それは保険診療にも似たようなことが言えると思います。

保険診療でももちろん治療は可能です。しかし、『保険点数が低く抑えられているため』利益を出すために、あまり時間をかけることができない(30分以内の治療となることが多いはずです)、使用できる歯科材料も限られている、そのようなことから高品質なものである可能性は低いと思います。
ある程度大きな虫歯の場合はいわゆる銀歯になる可能性も高いと思います。銀歯自体決して歯にとって良いものではありません。治療後しばらくは問題なくても将来的に再治療になる可能性が高いこともあるかもしれません。それゆえ保険診療で神経をとった歯は5~10年後に根の先に病気ができ再治療になることが多いという現実があります。その点をご理解いただければと考えております。

当院においても保険診療を希望される患者さんには『保険制度の中でできること』を粛々と行っております。

自由診療を希望される患者さんには『その歯のためにできる最善の治療・最適な治療』を行っております。

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2019/08/06