リンパとは?身体を流れる“もうひとつの循環系”

こんにちは、静岡市の歯科医院『駿河デンタルオフィス』です。
「リンパ」という言葉を耳にしたことはあっても、実際にどのような働きをしているのか詳しくご存じの方は少ないかもしれません。リンパ球、免疫、リンパ節などと関連づけてイメージする方も多いと思いますが、私たちの体には血液と同じように「リンパ系」という循環システムが存在しています。
血液循環とリンパ循環の違い
リンパの流れは血液と違い、心臓の鼓動に頼らず「呼吸」や「筋肉の動き」によって進みます。そのため日常生活の中で「リンパがきちんと流れているか」を自覚するのは難しいといわれています。ただし、流れが滞ると体の一部がむくんだり、疲労が抜けにくいと感じることもあります。リンパの働きがスムーズかどうかは、健康状態と深く関わっているのです。
進化の中で発達したリンパ系の役割
そもそもリンパ系はどのようにして発達してきたのでしょうか。生物の進化の過程をたどると、血液循環の方が先に確立されたとされています。魚類ではすでに心臓のポンプ作用によって血液が体内をめぐり、酸素を各細胞に届けていました。一方でリンパ系は、感染症が起こりやすい環境に適応する形で発達していったといわれています。特に陸上で生活するようになった両生類や哺乳類では、細菌やウイルスから体を守るためにリンパ系の役割が大きくなりました。
リンパ節と免疫のしくみ
リンパ管は全身に張り巡らされており、細菌や異物が体内に侵入した際に「免疫の砦」として働きます。リンパ管の途中にはリンパ節があり、そこでリンパ球が待機して異物と戦っています。扁桃腺やアデノイドといった器官もリンパ節の一種で、口や鼻、のどといった外界と接触する部分に多く分布しています。風邪をひいたときにのどが腫れて痛むのは、リンパ節が活発に働いているサインでもあります。
リンパと栄養の輸送機能
また、リンパ管にはもうひとつ大切な働きがあります。それは「栄養の輸送」です。食事から摂った脂質の一部は、細かく分解されて小腸のリンパ管に取り込まれます。その後リンパ本管という太いリンパ管を通り、最終的に血液と合流して体内に届けられます。この仕組みによって、私たちは効率よくエネルギーを得ることができるのです。
油の摂り方とリンパへの影響
ただし、油の摂り方には注意が必要です。脂質は体に欠かせない栄養素ですが、摂りすぎるとリンパ管に負担がかかり、循環のスムーズさを損なうことがあります。特に体調がすぐれないときや疲れがたまっているときは、揚げ物や脂っこい料理を避け、消化にやさしい温かい食事を意識すると安心です。
まとめ
リンパは、血液と同じくらい大切な「体を守る仕組み」です。免疫や栄養の循環に関わっており、毎日の生活習慣と直結しています。次回は、リンパと免疫の関係について、もう少し具体的にご紹介します。
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