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寺内吉継先生の根管治療のセミナーを受講しました

6月28,29日にデンタルアーツアカデミーで行われた寺内吉継先生(神奈川県大和市 開業)の『自費で行う米国式根管治療』のセミナーを受講しました。

寺内吉継先生は、根管治療専門医として開業されている先生です。かつては根管治療以外の治療もおこなっていたのですが、現在は自由診療(自費治療)での根管治療を専門に行っています。

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日本には、国民皆保険制度があることによって保険診療(治療)で日本全国(たとえば、静岡市でも東京23区でも北海道や沖縄でも)ほぼ同じ治療費・治療法を受けることができます。
(ただし、病院・医院や医師の専門・考えによっては少し異なることもあります)歯科においても保険で治療を受けることができます。
しかし、歯科においては、保険では十分な医療を提供できないこともあるのです。たとえば、虫歯が進行してしまった歯に対して行われる銀歯を入れる治療などがそれに該当します。
本来であればセラミックを入れたほうが歯にとって良いのですが、セラミックは保険適応外のため、自由診療(自費治療)になってしまいます。
歯の無いところにインプラントを入れてかみ合わせを回復する治療に関しても、原則保険が適応されません。保険診療は費用的な負担は少なくすみますが、患者さんにとって最良の医療を提供できないということが残念ながら歯科に関しては多くあります。

ただし、患者さんにとって最善・最良と思われる治療を自由診療(自費治療)であれば提供することは可能です。そのため、それぞれの歯科医院や歯科医師が患者さんと個別に自由診療をするという契約で多くの歯科医院で自由診療(自費治療)が行われています。
その代表的なものが、セラミックでの治療や、インプラント治療、矯正治療、歯周組織再生療法(治療)、マイクロスコープ・歯科用CT・MTA等を活用した根管治療などです。

自由診療(自費治療)のもっとも優れた点は、患者さんにとって良いと考えられる医療を提供できることです。保険診療では、保険適応のものしか使えません。たとえ、海外で認可が通って安全性が認められているものであったとしても、日本の厚生労働省が保険適応の認可をしていないと保険では使えないのです。

認可を通るのを待っていたら、目の前の患者さんを救えないこともあるのです。一方、自由診療(自費治療)は歯科医師と患者さんとの契約ですので双方が理解・納得していれば、歯科医師の裁量権で保険適応外のものを使うことができます。つまり、患者さんにとってより良い医療を行うことができるのです。

そのような考えをベースにした根管治療について、寺内先生の講義・実習を通して学んできました。

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実際の内容はグローバル・スタンダードの根管治療について、診査・診断、防湿法、根管へのアクセス、最新のニッケルチタンファイルの特徴と使用法、根管の形成、根管の洗浄、根管充填、MTAでの根管充填法などについて講義と実習をおこないました。非常にわかりやすく、実習も臨床的で良かったです。
制限のある保険診療(治療)に縛られず、制限の無い自由診療(自費治療)をうまく活用することで、従来よりも良い治療結果となります。誤解を恐れずに言えば、私自身、保険診療(治療)をするために患者さんに歯科医療を提供しているのではなく、患者さんに良い医療を提供したいと考えて歯科医療を行っています。
その結果として自由診療を治療の選択肢の一つとして説明したり提案することはありますが、あくまでも選択肢の一つのため押し売りするようなことは一切行っていません。
保険診療(治療)では満足できない方(不満がある方)、保険診療(治療)よりも良い治療を受けたいと考えている方だけに自由診療(自費)治療を行っています。今後も患者さんに良質な歯科医療を提供できるよう継続した努力を続けていきます。

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当院での根管治療に関して詳しく知りたい方はこちらへどうぞ
当院での保険診療と自由診療の違いなどに関して詳しく知りたい方はこちらへどうぞ今後も治療に関する情報をアップデートし、良質な歯科医療を提供できるよう継続した努力を続けていきます。

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