精度の高い詰め物・被せ物「セレック」
「セレック」は、本物の歯と見分けがつかないほど美しいセラミックの歯を来院した当日に作れる設備です。コンピュータの解析データをもとにCAD/CAMシステムを使用して自動的に作るため、すぐに作れます。
「セレック」は、本物の歯と見分けがつかないほど美しいセラミックの歯を来院した当日に作れる設備です。コンピュータの解析データをもとにCAD/CAMシステムを使用して自動的に作るため、すぐに作れます。
当院では、ドイツの医療機器メーカー「シロナ社」が開発した新しいセレックシステム「セレックAC」を導入しています。世界トップクラスの精度性能を有するこのシステムを導入している歯科医院は国内にはまだ多くありません。従来のセレック以上の機能を持ち、天然歯に近い造形を実現しつつ、設計時間も大きく短縮できます。
セレックシステムを導入し実際に稼働させている歯科医院は全国で約600医院といわれています。これは全歯科医院の約1%に過ぎません。ちなみに2014年現在、セレックシステムを開発した『シロナ社』の本社のあるドイツではセレックの普及率は約40%です。(現行型だけでなく、旧型を含む)また、セレックで使用するセラミックブロックを作っているヨーロッパの小国であるリヒテンシュタインではセレックの普及率は約55%です。(現行型だけでなく、旧型を含む)
コンピュータ上で技工物を設計し、3Dデータを使用して自動的にセラミックを加工するシステムです。CAD/CAMの技術は歯科だけでなく、工業界などさまざまな分野で活用されています。
まずは治療前の状態を把握して、虫歯や銀歯を取り除いていきます。虫歯が進行している場合は、精密根管治療などを行う場合もあります。
お口の中を3D光学カメラで撮影し、コンピュータ上に3Dデータによる歯を再現します。原則として従来通りの型どりは不要なので短時間で完了するほか、患者さんの負担もほとんどありません。
上の歯型をスキャン
下の歯型をスキャン
かみ合った状態(噛み合わせの状態)をスキャン
上の歯と下の歯の位置関係を確認
モニター上で噛み合わせの状態を確認
削った後の実際の歯の状態を確認
セラミックの外形を設定
セラミックが入った後の噛み合わせの状態を確認
さらに角度を変えて確認
セラミックのブロックを削りだす準備
できるだけ歯にあう色のブロックを選択
セラミックのブロックを機械にセット
セラミックのブロックを削り出し
削りだしたセラミックを一旦歯に入れて状態を確認します。セラミックをセラミック用の接着材でくっつけ、根管治療(抜髄処置)を行います。
セレックで使用するセラミックは耐久性が高く、長く健康な歯を保てます
通常の症例であれば、撮影からセラミックの装着まで、約1~2時間程度で完了します。
即日装着のためクリーニング直後のキレイな歯質に取りつけることができ、接着材(セメント)の効果が最大限に発揮されます。保険で使用される銀歯用の接着材の約8倍もの接着力があるとされます。
高品質なセラミックブロックを使用するため、金属アレルギーをはじめとした身体への影響がありません。
さまざまな色調のセラミックブロックの中から、患者さんの歯の色に近いものを選んで使用するため、自然な見た目に仕上がります。
セレックのセラミックは歯科用プラスチックのように水分が染み込むことがなく、変色することがほとんどありません。
即日装着でき、仮の詰め物が不要のため、歯を削った部分に虫歯菌が入り込む危険性が最小限に抑えられます。そのため、虫歯になりにくくなります。
3D光学カメラで直接お口の中の状態をスキャンして歯の形態をコンピュータに取り込むため、従来の型どりの必要がありません。
オールセラミック(セレック) | ¥44,000~¥55,000 |
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※全て税込みとなります。