Dr Marco Martignoniの『Restodontics』のハンズオンセミナーを受講しました
4月13,14日にデンタルアーツアカデミーで行われた
Dr Marco Martignoni(Marco先生)の『Restodontics』のハンズオンセミナーを受講しました。
Marco先生はイタリアのローマで開業されている先生であり、ローマ法王の歯科に関する主治医でもあります。
現在は世界中でハンズオンセミナーを開催されているそうです。
『Restodontics』とはEndodontic(=歯内療法 根管治療) とRestorative(=修復治療)の治療分野を合わせたものです。
深い虫歯になってしまった歯(神経を取らなくてはいけない状態の歯・神経を処置してある歯)をいかに長持ちさせるのか、
長持ちさせるためにはどのようなことに対して考慮をした上で治療をしていくべきなのかということを講義と実習(ハンズオン)を通して学びました。
特に、神経を処置した歯であれば、当然 根管治療の質が非常に重要なのですが、それだけでは長持ちはしにくいのです。
根管治療の後に行われる修復・補綴治療の質によってその予後(=長持ちしやすいかどうか)にかなりの影響があります。
いかにして長持ちしやすい治療を行っていくかということを今回のセミナーで教わってきました。
今回のセミナーの主な内容としては
・特に根管治療における歯の強度を低下させないためのアクセスの方法
・最新のニッケル・チタンファイルの特性・正しい使用方法
・治療時の最新のマテリアル(材料)の特性や取り扱いの注意点
・根管治療後の修復・補綴治療の際に用いるベストなマテリアル(材料)の選択
・歯のポジションによって直面する修復処置の問題点の攻略法など、
細部にわたって臨床に直結したテクニックを教えていただきました。
適切な根管治療だけでなく、術後の色合いにもこだわった修復治療までをわかりやすく教えていただきました。
実習中・実習後にMarco先生から色々チェックやアドバイスもいただきました。
今回のMarco先生(写真右)のセミナーは基本的にすべて英語でしたので、適切にわかりやすい通訳をしていただいた寺内吉継(写真右)先生にもとても感謝をしています。
Marco先生(左)と私
今後とも貪欲に知識を深めそれを当院を訪れる患者さんに還元できたらと思います。