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第4回Jokanスクールを受講しました

こんにちは。歯科衛生士の沖舘です。
暦の上ではもうそろそろ処暑ですが、まだまだ暑さの厳しい日が続いていますね。みなさんは、この夏どこかへ行かれましたか?私は、先日初めて清水の花火大会に行ってきました。
海上花火がとても綺麗で迫力もあって、夏だなぁと感じつつ癒されてきました。夏もあと少しですから、体調や事故には気を付けて夏を満喫したいですね。

さて、先月末に東京で行われた第4回Jokanスクールを受講してきました。
今回から新たにマネキンを使ったトレーニングが始まりました。より実践に近い形での練習が始まり、練習内容も濃いものになってきています。
歯石をとる際に部位毎に、スケーラー(歯石をとる際に使う器具)を使い分け、自分の体の位置や向き・患者さんの顔の向き、手の動きやスケーラーの刃の向きが正しい向きになっているのか、ひとつひとつ確認しながら練習していきます。
診療中、歯科医師・歯科衛生士は長時間無理な姿勢での治療をしていることが多いです。その為、肩こりや腰痛をかかえている方が本当に多いようです。
まずは身体を痛めない座り方をして、自分の身体を大切にすることがこれからの歯科衛生士の人生において大切とお話してくださいました。私も、無理な体勢で行わないようにできるだけ意識をしていきたいと思います。

今回も前回に引き続き歯科の歴史を書いていこうと思います。

ピエール・フォシャールが初めて入れ歯を作ったというのは、前回少し書きました。その後の世界の入れ歯事情について、何回かにわけて書いていこうと思います。
フランスのピエール・フォシャールが発刊した「歯科外科医」という本から、「総入れ歯」が登場しています。金属で作った入れ歯を上下に入れて、バネの力で支えていたので、装着しても不安定でした。食事をするのはほとんど無理で、見た目だけの入れ歯だったようです。

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昔の入れ歯

昔は上の入れ歯をバネで支えるという使い方をしていました。
素材は、カバ・セイウチの牙、象牙、動物の骨、金属などが用いられていました。
金属にはエナメルを塗ったり、ホーローを焼き付けたりしていたそうです。動物の中には「人間」も入っていたようで、死んだ人の歯も売り物になったために、戦場からも多くの歯が各地に送られたそうです。
また、アメリカの南北戦争(1861~65年)の頃も、戦場から人の歯が樽に詰められて英国に船便で送られていたこともあったそうです。
これらの動物の牙や骨などの材料で作った入れ歯は、腐敗しひどい臭いがあり着色もしていました。その為、多くの人が集まる所では扇と香水は必須だったようです。扇であおいで悪臭をとばし、汚れた歯(口元)を隠し、強い香水をつけて匂いを誤魔化していたようです。体臭や口臭が、香水の発達に一役買っていたようですね。

人の歯を使って、入れ歯をつくっていたなんて驚きました。歯で悩んでいる人たちが本当に多かったんですね。口元を扇で隠す様は映画やドラマで見たことありますが、その理由に歯も関係していたとは知りませんでした。
こういった角度から、歴史をみるのもおもしろいですね。次回は、あの有名な大統領の入れ歯事情について書きたいと思います。

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