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6月12日のYahoo Japan ニュースの歯科滅菌報道に関して

6月12日のYahoo Japan ニュースあるいは読売新聞(ヨミドクター)の記事で歯科医院における滅菌について以下の報道がありました。

yomiuri
(クリックすると拡大します)
※記事の一部です。全文ではありません。
全文を詳しく知りたい方はこちら
以前の5月19日のブログ(詳しく知りたい方はこちらへどうぞ)にも書いたように、多くの歯科医院では歯を削る機械を確実に滅菌せずに再使用しています。(クラスB、クラスS滅菌器の普及が低いことより)当院に関しましては、歯を削るすべての機器・ドリルの先端を患者さんごとに必ず滅菌しています。
当院の滅菌レベルは世界最高水準です。当院は、静岡県あるいは静岡市の歯科医院においても導入している医院が1〜2%程度の世界最高水準のクラスB滅菌器およびクラスS滅菌器が導入されております。

当院では、歯を削る機械を『シロナ社のDACユニバーサル』というクラスS滅菌器を使用して滅菌しています。
歯を削る機械(=ハンドピース)を外側だけでなく、内部まで確実に滅菌・洗浄することができるのは『シロナ社のDACユニバーサル』のみです。
2014年現在、日本で発売されているそれ以外の滅菌器では残念ながらほぼ不可能です。

ほとんどの歯科医院においてあるのはクラスNの滅菌器です。
クラスNの滅菌器では、滅菌パックに入ったもの(包装されたもの)は確実に滅菌されることはありません。

滅菌パックに入ったものを確実に滅菌するには『クラスBの滅菌器』の必要があります。クラスNの滅菌器で確実に滅菌されるのは、滅菌パックをしていない状態(包装されていない状態)の固形物のみです。
下の図は、滅菌器のクラス分類と滅菌できるものを表したものです。

2014-06-12-22-22-40
滅菌パックに入っている場合は、歯医者さんに『クラスBの滅菌器』で滅菌されたものかどうかを確認するのも一つです。ちなみ、全国的にも、静岡県あるいは静岡市の歯科医院での『クラスBの滅菌器』や『クラスSの滅菌器』の普及率はだいたい1〜2%です。
歯科用の医療器具や材料を扱う業者と先日お話ししたところ、前回の5月18日の読売新聞の報道以降、『クラスBの滅菌器』や『クラスSの滅菌器』の普及がやや増えたそうですが、それでもせいぜい5%程度だそうです。滅菌は、患者さんに見えないことですが、時間や費用がかかります。歯を削る機械(=ハンドピース)・『クラスBの滅菌器』や『クラスSの滅菌器』滅菌器自体も高額です。

当然、グローブ(手袋)も患者さんごとに使い捨てをしています。治療時間が長い場合は一人の患者さんに対して2〜4回グローブ(手袋)を交換・廃棄することもよくあります。

また、グローブ(手袋)をした状態で、治療に必要なもの以外に触れないような配慮もしています。グローブ(手袋)を外して書類を書く、説明をする、といった細かいことですが当然のことを行っています。これは、感染の可能性を広げないようにする為の配慮です。

しかし、安心・安全で良質な歯科医療を提供する為には必要なことなので、当院ではそこにも配慮をしています。
院内感染がおこらないように、滅菌に関しては最大限の注意を払っておりますので、安心して当院を受診してください。

当院の滅菌に関して詳しく知りたい方は、こちらのページ(滅菌に関して)をご覧下さい。

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