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根管治療のセミナーを受講しました

4月20日に東京のペントロンジャパン本社(大井町)で行われた今回のセミナーは『コンセプトに基づいた根管治療』、講師は歯内療法専門医として東京都渋谷区でおのえ歯科医院を開業されている尾上 正治先生です。

セミナーの内容としては特に北米で行われている根管治療のコンセプト、治療法などについての講義と実習がありました。
今回のセミナーの内容の根管治療の目的に関してはすべてではありませんが、ほとんど実際に当院で行われているものと変わりがありませんでした。使用する器具・機材・材料などには歯科医師の好みの問題等もあり、全く同じではありませんが、根管治療のコンセプトのベースとなる幹の部分に関しては当院の考えとだいたい一致しています。
ただし、使用する器具・機材・材料といった枝葉の部分で多少の違いがありました。

コンセプトとして重要なことは、
『いかに無菌的に処置を行うのか』
『防湿(唾液を根管内に入れないこと)』
『細菌の除去・減少』
『しっかり緊密に根管内を充填する(根管内に最終的な薬をつめる)こと』
です。

根管治療の目的としては、虫歯が深く神経まで到達し、神経を取らなくてはいけない歯(いわゆる抜髄)であれば、その後に根の先に病気ができること(根尖性歯周炎)を防止(予防)すること。根の先に病気が存在する場合(根尖性歯周炎)であれば、いかにそれを治療によって治癒(縮小・消失)させるかです。

ここ10年くらいで、マイクロスコープ(治療用顕微鏡)、歯科用CT、ニッケルチタンファイル、超音波器具、MTAなどが治療に活用できるようになり、根管治療は様々な進歩をしました。
マイクロスコープによって、従来までは見えなかったところが見えるようになりました。歯科用CTによって、従来の2次元のレントゲン写真ではなく、3次元の情報がわかるようになりました。ニッケルチタンファイルの活用によって、従来よりも効率良く(特に曲がった根管に対して)治療を行うことができるようになりました。超音波器具の活用によって、根管治療の効率や洗浄効果が向上しました。MTAの活用によって、従来では歯を抜く対象になっていた歯を救うこともできるようになりました。

しかし、従来から変わっていないこともあります。それが『無菌的に処置を行うこと』、『防湿(唾液を根管内に入れないこと)』、『細菌の除去・減少』、『しっかり緊密に根管内を充填する(根管内に最終的な薬をつめる)こと』です。
患者さんの歯をしっかり守るために、今後も治療に関する最新の情報をアップデートし、より良い治療を提供できるように研鑽していきます。
なお、当院での根管治療について知りたい方はこちらへどうぞ。マイクロスコープ(治療用顕微鏡)・歯科用CTについて知りたい方はこちらへどうぞ。

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