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岡崎 好秀先生の -口腔機能 食育 口呼吸- セミナーを受講しました

こんにちは。歯科衛生士の岩﨑です。師走の時期となり、クリスマスや年末にむけて賑やかになってきましたね。

12月4日の日曜に東京医科歯科大学にて岡崎 好秀先生の講演会があり参加してきましたので、報告しますね。岡崎先生は、歯科の業界ではとても有名な先生です。
小児・障害者歯科を専門とした先生で国立モンゴル医科大学歯学部客員教授も務めています。
そのなかで、たくさんの著書も出版されています。当院の待合室にも岡崎先生の本が置かれています。
当院の待合室においてある岡崎先生の本

先生の本は、切り口がおもしろく「なるほど!」「そうなんだー」と思いながら食い入って読んでしまう本ばかりです。
待合室に置かれている本は、漫画になっていて子供から大人まで誰でも読みやすい本です。
院長含めスタッフ一同おすすめの一冊ですので、ぜひ一度手に取ってご覧になってみてください。

今回、口腔機能・食育・口呼吸などいろいろなお話をしてくださいました。その中で、口呼吸について書きたいと思います。

このブログを読んでくださっているみなさん!今、あなたの舌先(ベロの先端)はどこについていますか?上顎ですか?上前歯の裏?それとも、下前歯の裏?
下前歯の裏についている人は、特に要注意です。舌の筋力が落ちている可能性が大です!口で呼吸していませんか?
本来ならば、舌先は上顎についているのが理想です。舌の筋力が落ちてくると舌先の位置も上顎から上前歯の裏、そして下前歯の裏と変わってきます。舌先が上顎や上前歯の裏についていれば、鼻で呼吸ができます。

しかし、口呼吸をしようとすると下前歯の裏に舌先がこないと呼吸ができません。口呼吸になってしまう原因は、さまざまあります。耳鼻科の問題や・歯列の問題など人それぞれです。

鼻で呼吸をしていれば、インフルエンザの予防にもつながります。鼻の中は粘膜で覆われていて湿っているので、外気を暖め、 ほこりや細菌をキャッチ浄化して、肺に空気を送るフィルターの役割りをしています。

鼻からは1日牛乳瓶約1本分の水分が分泌されています。湿気に弱いウイルスは、鼻呼吸をしていれば鼻で食い止められるんです。鼻は自然のマスクだと、おっしゃっていました。
口呼吸の場合、鼻というフィルターを通さないためダスト、細菌が直接のどの粘膜を刺激します。
これによってのどの粘膜を炎症が起こりやすくなります。細菌が体内に直接入りやすくなり体調不良や風邪を引きやすくなります。
それに、口の中が常に乾燥した状態になるので口臭、歯周病、歯の着色の原因にもなります。

鼻呼吸と口呼吸の違い


口呼吸チェック!
1つでも当てはまるものがあれば、口呼吸の可能性が!
3つ以上あれば要注意!
●無意識のうちに口が半開きになる
●口内炎ができやすい
●歯並びが悪い
●食事の時にくちゃくちゃと音を立てる
●唇が乾燥しがち
●朝起きたとき、喉が痛い
●唇を閉じると、あごの先にしわが寄って梅干しができる
●早食いである
●片方で噛む
●発音が明瞭でない

口呼吸は「あいうべ体操」という方法で治すことが可能であり、おすすめです。
みらいクリニック院長の今井先生が考案された、口呼吸を鼻呼吸へと改善させるためのトレーニング方法です。
口呼吸の改善は、むし歯や歯周病だけでなく、あらゆる病気の原因治療につながります。そのため、「あいうべ体操」をしっかり継続している人は、自然に鼻で呼吸ができるようになり、症状も改善していくそうです。

あいうべ体操

次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
1.「あー」と口を大きく開く。
2.「いー」と口を大きく横に広げる。
3.「うー」と口を強く前に突き出す。
4.「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす。
1度に行うのは10回程度として、1日30回以上を目標に毎日続けてください。

ただし無理のない程度で行ってください。顎関節症の人やあごを開けると痛む場合は、回数をへらすか、「いー」「うー」のみをくり返してください。
この「いー」「うー」体操は、関節に負担がかからないため、何回行ってもけっこうです。

体操前と後では、舌の位置が変化するのがわかると思います。ぜひ、試してみてください。

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