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5-D japan ファンダメンタルコース エンド・修復 第4回

2016/11/08

勤務医の森川です。
遅くなりましたが11/15、16に行われた5-D Japanファンダメンタルコース(エンド・修復)についてお話させて頂きたいと思います。

全5回のエンド・修復のコースで、これまでに第1回目で前歯のダイレクトボンディングと支台歯形成を、第2、3回目で根管治療について学んできました。
第4回目である今回は臼歯のダイレクトボンディングと支台歯形成、そしてプロビジョナルレストレーション(仮歯)について講義と実習を受けてきました。

ダイレクトボンディングとは聞き慣れない言葉ですが、自由診療における虫歯治療の一つで、虫歯になったところ(ただし範囲が小さく、深くない場合)を削り、そこを直接プラスチックの材料(コンポジットレジン、以下レジン)で詰める治療のことを言います。

保険診療でも同様の治療を行いますが、基本的に限られた色の中から(大体4色程度)近い色のレジンを選び、単色のレジンで詰めていきます。そのため詰めた部位の色は残った健康の歯の色と調和しにくく、さらにレジンは色が経年的に変化するため、詰めたレジンが(茶色く)変色することが多く認められます。

それに対しダイレクトボンディングで使用するレジンは象牙質にあった色、エナメル質にあった色、さらには個人の有する特徴(白線や咬む溝の茶色の線等)を再現するためのレジンもあるため、周囲の歯と色調が合いやすく、また保険診療で使用するレジンよりも粒子が細かいため変色や劣化がしにくいと言われています。
(※ダイレクトボンディングで使用するレジンは基本的には保険適用外であり、自由診療にのみ使う事が可能です。)

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第1回目では上の写真のように前歯にダイレクトボンディングを行いました。

皆様はご自身の歯を観察したことがあるでしょうか?

一言で前歯といっても
・中切歯(真ん中にある大きな前歯)
・側切歯(中切歯の横にある少し小さな前歯)
・犬歯(側切歯の横にある、いわゆる糸切り歯)
の3本があり、鏡で見て頂いてもお分かりになると思いますがそれぞれの歯には形態的な特徴があります。
また歯の透明感や色調には個人差がありますし、また咬み合わせの違いから歯の擦り減り方にも差が認められることもあります。

ダイレクトボンディングに限らず被せ物にする場合においても出来る限り元の歯に近く、そして隣り合う歯と調和した色と形を目指しますが、一度虫歯になって削った歯を100%元通りにすることは非常に難しいことです。

異なる光の透過性を持つエナメル質や象牙質から構成される歯を人工物で再現するにはまず歯の有する特徴を認識する目とそれを表現できる技術が必要になります。
また被せ物の場合は作製する技工士の力も必要になりますし、認識した特徴を技工士に伝えることも重要になってきます。

誰一人として同じ形、同じ色の歯の人はいません。治療をしていると虫歯になっているところや悪いところにばかり目が向き易くなりますが、全体的に歯の形態や特徴を捉えることを心掛け治療に臨みたいと思います。

2014年4月から受講している5Dファンダメンタルコースですが、いよいよ終盤に差し掛かってきました。得られた新しい知識や技術をブラッシュアップし患者さんに還元していけるよう今後も頑張っていきます。

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