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『最新根管治療を学ぶ』(2日目) セミナーを受講しました

2016/11/07

7月19日にデンタルアーツアカデミーで行われた寺内吉継先生(神奈川県大和市 開業)の『最新根管治療(アドバンス)を学ぶ 顕微鏡実習&米国式根管治療コース』を受講しました。

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今回は7月16日に行われたセミナーの続きです。
(前回の内容を知りたい方はこちらへどうぞ)
寺内吉継先生は、自由診療で根管治療専門医として開業されている先生です。

セミナーの内容としては、前回に引き続き根管治療の再治療
いわゆる『再根管治療(≒感染根管治療)』についての講義と実
習でした。

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今回のセミナーは大まかな内容として
・破折器具の除去
・外科的歯内療法
についてでした。

破折器具とは根管治療に使用する治療用の器具が折れたものです。治療用の器具(主にファイル)が折れる原因として根管そのものがまっすぐなことは非常にまれで、ほとんどの根管は弯曲して(曲がって)います。

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そこに元々まっすぐな治療用の器具を入れて回転させて使用したり、上下動させて使用することで器具に圧縮する力(縮もうとする力)や引っ張られる力(伸びようとする力)が加わることで器具が折れてしまうことがあります。
器具が根管の細いところに引っかかたまま、回転することで折れてしまうこともあります。器具そのものが金属でできており、金属疲労によって折れることがあるのです。
※細い針金を先端を固定してねじり続ける(回転させる)と折れるのと一緒です

根管の中(歯の中)に破折器具があることで感染源が除去できない時はその破折器具を除去する必要があります。
※破折器具があっても歯の根の先に明らかに病気の部分(根尖病変)や感染が無い場合、全く症状がない時などは無理に破折器具を除去する必要はありません。
歯を守ること(長期的に機能させること)が最優先であり、破折器具を取ることが最優先ではないからです。
破折器具そのものが悪さをすることはあまりありません。
破折器具があることで歯の中(根管内)をきれいに清掃できない
つまり破折器具よりも先の根管の感染源・汚染が除去できない為に破折器具を除去する必要があるのです。

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外科的歯内療法というのは、通常の根管治療を行っても治りが良くない場合や、通常の根管治療ができないあるいは困難な場合に行う歯を保存する目的で行う外科治療です。
外科的歯内療法では特に、意図的再植術と歯根端切除術の頻度が高い為、この2つの講義・実習がメインでした。(意図的再植術について知りたい方は以前の月星先生のセミナーのブログを参考にして下さい)
外科的歯内療法を活用することによって歯を保存する(残す)ことができる可能性が高くなります。

そしてその外科的歯内療法をする上で欠かせないのがやはり『治療用顕微鏡(マイクロスコープ)』『歯科用CT』『MTA』です。
歯科用CTは診査・診断時に非常に役に立ちます。治療用顕微鏡(マイクロスコープ)は精密な治療を行う時には必須です。
MTAは最も生体親和性の高い(最も生体にとって害の少ない)根管充填材です。
もちろんそれらをただ使うだけでは、最大限の効果を発揮することはできません。それらをいかす為の知識・技術・スキルが必要不可欠です。歯科用CTおよび治療用顕微鏡(マイクロスコープ)やMTAを使いこなすことで良い治療結果を出せるようになります。

また、MTAをさらに使いこなす為に、8月下旬にデンタルアーツアカデミーで行われるTorabinejad(トラビネジャッド)教授の『MTAマスターコース』を受講し、患者さんにさらに良い治療結果を出すために研鑽していきます。
Torabinejad(トラビネジャッド)教授はLoma Linda大学の歯内療法講座(主に歯を残す為の根管治療などを専門に行う講座)の教授であり、『MTA』の開発者です。様々なエビデンスを基にしたMTAの理想的な使い方を講義と実習を通して学びます。

前回および今回の寺内先生のセミナーを受講し、改めて根管治療の重要性と可能性を再認識しました。今後もさらに研鑚を積んで患者さんに還元していきます。

なお、当院での根管治療について知りたい方はこちらへ。
CBCT(歯科用CT)について知りたい方はこちらへ。
治療用顕微鏡(マイクロスコープ)について知りたい方はこちらへ。

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