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根管治療

重度の虫歯でも歯を抜かずに済む方法
大切な歯を残す「根管治療」

「根管治療(こんかんちりょう)」とは、重度の虫歯を改善するために行う歯の神経の治療です。
歯の根の中にある神経や血管の入った管を「根管」と言い、この根管は重度の虫歯になると虫歯菌に冒されてしまいます。
そうなった場合、抜歯が必要になることもあり、抜歯後は入れ歯やブリッジやインプラントを入れるなどして、かむ機能を回復させることができますが、本物の歯に勝るものはありません。
できるだけ自分の歯を残すほうがいいのです。

当院では、根管治療を行うことで歯を残せる可能性がある場合は、根管治療をおすすめしています。
なお、保険を適用した根管治療では使用できる機械・器具および薬剤に制限があります。

※よくある根管治療に対する質問はこちらをご覧下さい

院長八田とペンシルバニア大学(アメリカ)の歯内療法学講座 准教授のDr.Kratchman(クラッチマン先生)のマイクロエンドコースの時の写真

院長の八田はペンシルバニア大学(アメリカ)の歯内療法学講座 准教授のDr.Kratchman(クラッチマン先生)のマイクロエンドコースを受講しております。
※左がDr.Kratchman 右がDr.Atlas(アトラス先生)=ペンシルバニア大学 予防修復科学講座 臨床教授

 


院長の八田はペンシルバニア大学(アメリカ)の歯内療法学講座 臨床教授のDr.Matin Trope(マーチン・トロープ先生)のマイクロエンドコースを受講しております。

※Dr.Matin Trope(マーチン・トロープ先生)は根管治療の失敗の原因がコロナル・リーケージであることを解明された先生であり、多くの歯内療法専門医が好んで使用するニッケル・チタンファイルのRace(レイス)の開発者であり、近年の根管治療に革新的な変化をもたらしたXPエンドシェイパー・XPエンドフィニッシャーの開発者でもあります。

根管治療の種類

抜髄(ばつずい) 歯の神経まで虫歯菌に冒されてしまった場合に行う、神経を取る処置です。
そのまま放置すると神経が死んでしまい、歯の根の先に膿が溜まってさらに病状が悪化します。
感染根管治療 以前に根管治療を行った歯を再治療する場合、あるいは神経が死んでいる場合などに行う、根管の処置です。
根管が感染している状態になっていることから、治療の難易度は高めです。
外科的歯内療法 虫歯菌が歯の根の周囲の骨にまで感染して炎症が進んでしまったときなどに行う処置です。
歯ぐきを切開して根の先の感染した部分を切除・除去し、詰め物(MTAなど)でふさぎます。

 

根管治療に使用する器具

当院では根管治療の際に以下の機械・器具を使用して、精度の高い治療に努めています。

ラバーダム
ラバーダム 治療をする歯あるいはその近くの歯にとりつけるゴム製のシートが「ラバーダム」です。
根管治療を行っても、根管内が無菌化できていなければ症状は再発してしまいます。治療中に患部が細菌感染するのを防ぎます。唾液の中にも細菌がいるため、唾液が入るのを防ぎます。また、根管治療に使用する薬材をお口の中にたれ流すということがおこりにくいため安心です。
治療中に患部が細菌感染するのを防ぎます。
※鼻で呼吸できない方は、適応できないこともあります。
マイクロスコープ(治療用顕微鏡)
当院のマイクロスコープは
カールツァイス社製です カールツァイス社のマイクロスコープを2台設置してあります。
マイクロスコープ

根管内は非常に複雑な構造をしており、肉眼では確認できません。
マイクロスコープを使用することで治療箇所を拡大でき、肉眼では見えなかった部分まで確認しながら治療できます。
なぜ、カールツァイス社製のマイクロスコープを採用しているかを知りたい方はこちらへ

 

 

 

根管の中の状態の見え方の違い

肉眼の場合 ルーペ(拡大鏡)の場合 マイクロスコープの場合
チェアライトとヘッドマウントライトとマイクロスコープの比較

a.肉眼と通常のライトの明かりだけでは、目線(視軸)と光軸(ライトの方向性)のずれが大きいため根管の入り口あたりまでしか見ることができません。
b.ルーペ(拡大鏡)とヘッドマウトライト(拡大鏡専用の明かり)を使用した場合、肉眼の時よりは根管の中のほうまである程度は見ることができます。ただし、目線(視軸)と光軸(ライトの方向性)とのずれもややあるため根管の奥までは光は届きません。
c.マイクロスコープを使うと目線(視軸)と光軸(ライトの方向性)がほぼ一致するため、直線状のところまでは観察が可能です。

歯科用CT

歯科用CT歯科用CT2

根管の状態や形態を3次元的に把握するために必要に応じてCTを撮影します。
歯科用CTについて
詳しくはこちら>>

ニッケルチタンファイル
(ProTaper GOLD Rotary Files、Vortex Blue Rotary Files、PathFile、HyFlex CM Rotary Files)
ptg-vb
 
hff

※ProTaper GOLD Rotary FilesおよびVortex Blue Rotary FilesおよびPathFileおよびHyFlex CM Rotary Filesは非常に優れたニッケルチタンファイルですが、日本国内で販売はされておりません。
ProTaper GOLD Rotary Filesについて詳しく知りたい方はこちらへどうぞ(英語のサイトです)。Vortex Blue Rotary Filesについて詳しく知りたい方はこちらへどうぞ(英語のサイトです)。PathFileについて詳しく知りたい方はこちらへどうぞ(英語のサイトです)。HyFlex CM Rotary Filesについて詳しく知りたい方はこちらへどうぞ(英語のサイトです)

根管充填材 (Bioceramic=バイオセラミック)
(EndoSequence BC Sealer、EndoSequence BC Points、EndoSequence BC RRM-Fast Set Putty)
bc
bcputty

※EndoSequence BC SealerおよびEndoSequence BC Points、EndoSequence BC RRM-Fast Set Puttyは根管充填材として通常使われているガッタパーチャよりもはるかに生体親和性の高いMTA系の根管充填用シーラー・根管充填材です。
非常に優れた材料ですが、日本国内で販売はされておりません。※保険診療では使用できません
EndoSequence BC Sealerについて詳しく知りたい方はこちらへどうぞ(英語のサイトです)
EndoSequence BC Pointsについて詳しく知りたい方はこちらへどうぞ(英語のサイトです)
EndoSequence BC RRM-Fast Set Puttyについて詳しく知りたい方はこちらへどうぞ(英語のサイトです)

 
根管洗浄用装置(ジロソニック+リスピソニック、ProUltra PiezoFlow、P-Max、ProUltra Endo System)
ジロソニック・リスピソニック ProUltra
clean_equipment03  ProUltra

※ProUltra Piezo FlowおよびProUltra Endo Systemは非常に優れた根管洗浄装置ですが、日本国内で販売はされておりません。

根管洗浄材(ウルトラデントEDTA、クロルシッドJ、QMix 2in1、BioPure MTAD)
ウルトラデント EDTA18% クロルシッドJ
clean_material02

※QMix 2in1およびBioPure MTADは優れた根管洗浄材ですが、日本国内で販売はされておりません。

 
MTA(Mineral Trioxide Aggregate)

根管治療で使う水硬性のセメントです。根管充填材・歯の穿孔のリペア(修復)などに使います。(※根管治療で使用する場合は保険適用できません。)
ProRootMTAの実売価格は1グラムあたり約8000円です。ただし、実際に使う量はほとんどの場合0.5グラム程度(約4000円)です。だいたい金(Gold)1グラムと同じくらいの値段です。

PRO ROOT MTA

院長の八田がMTAの開発者であるロマリンダ大学(アメリカ) 歯内療法学講座 教授のDr.Torabinejadと一緒に写っている画像

院長の八田はMTAの開発者であるロマリンダ大学(アメリカ) 歯内療法学講座 教授のDr.Torabinejad(トラビネジャッド先生)から直接、本当に正しいMTAの使用法を教わっています。
※右がDr.Torabinejad(トラビネジャッド先生)

dr-hatta-j-bogen

院長の八田はMTAマスターであるDr.Bogen(ボーゲン先生) <アメリカ カリフォルニア州開業 歯内療法専門医・UCLA講師>から直接、各種MTAの使い分け・使用法・活用法を教わっています。(2017年現在、約20〜30種類のMTAが販売されています。MTAといっても1種類ではなく沢山の種類があります。種類によって特徴が異なります。)
※左がDr.Bogen(ボーゲン先生)

ラバーダム
マイクロスコープ
ニッケルチタンファイル
MTA、Bioceramic
などを使った根管治療は
自由診療にて行います

 

院長八田がマイクロスコープを使用している画像

当院では、感染を防いで安全に確実に長持ちさせる治療を行うためには、ラバーダムやマイクロスコープ、ニッケルチタンファイル、超音波洗浄装置などが欠かせません。
当院の自費の根管治療には海外(特にアメリカ)で一般的に使用されていて、日本で発売されているものよりも効果や有効性の高い薬剤や歯科材料・器具・機械を使用しております。(日本では未認可の為、保険適用の根管治療では使用できません。)
※保険診療では、日本の薬事法に通った薬剤・歯科材料しか使用できません。がんの治療に海外で一般的に使用され有効性の高い薬であっても、その薬が日本では認可が通っていない場合は未認可の為自由診療となるのと同じです。
根管治療は歯の寿命を左右する重要な処置です。
健康な状態を長く保っていただくためにも、最善を尽くす自由診療での根管治療をおすすめします。

根管治療を受ける際の3つの注意ポイント

根管治療前と後の比較をディスプレイに表示している画像
1.唾液や細菌が入らないようにする(唾液の中にも細菌がいるため)

無菌的に治療を行うために、治療中に患部(根管の中)に唾液などが入ることを防ぐ必要があります。
頻繁にうがいをすると唾液が出やすくなるため、根管治療中のうがいは原則的に避けていただきます。

2.治療は口を開けたまま行う

根管治療は、お口を開けたままの状態で行います。治療中に顎が疲れてしまう方もいるかと思いますので、つらいときには我慢せずにお伝えください。

3.痛みが出ることがある

治療をすることによって一時的に痛みが出たり、腫れたりすることがあります。ほとんどの場合は数日でおさまりますので、しばらくは経過を見てください。

※よくある根管治療に対する質問はこちらをご覧下さい

当院での実際の根管治療のステップ(感染根管治療の場合)

page03_txt02  治療前の状態
根管治療前1 根管治療前2

症状

銀歯をかぶせてある歯がかむと痛いときがある。
たまに違和感がある。

治療法

銀歯をかぶせている歯の根の先に病気(根尖病変)がある。銀歯もあっていないため銀歯を外して感染根管治療を行う事とした。
(必要に応じてCTを撮ることもあります。)

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page03_txt03
治療中の状態 銀歯に切り込みを入れ⇒銀歯を外した状態
根管治療中1 根管治療中2

銀歯を外すと銀合金でできた芯棒が入っていました。銀歯を外した歯に虫歯と認めます。

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page03_txt04
治療中の状態 金属の芯棒の除去⇒虫歯を除去した状態
根管治療中3 根管治療4

銀合金でできた芯棒を除去し虫歯を確実に除去します。
歯茎から出ている健康な歯の部分がほとんどありません。
このままでは根管治療が行いにくいので壁を作ります。

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page03_txt05
歯茎を圧排・根管を仮に塞ぐ⇒壁を作った状態
根管治療5 根管治療中6

歯茎より深い位置にある健康な歯の部分を出すため歯と歯茎の間に糸を入れました(歯肉圧排)。根管を塞がないように仮のものでふたをしています。
歯科用のプラッスチック(コンポジットレジン)で壁を作りました。
この状態からやっとラバーダムをかけて根管治療が行えるようになりました。

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page03_txt0  根管充填後のレントゲン⇒根管充填後に被せ物が入った状態
根管治療後1 根管治療後2

根管内を綺麗に清掃し、根管充填を行いました。
根管治療後にセラミックの被せ物を入れました。

      根管治療前のレントゲン         根管治療後のレントゲン
根管治療前レントゲン ba_arrow 根管治療後レントゲン

治療前のレントゲン(左)では、歯の中の根管は1つにみえますが、実際は2つありました。
治療後のレントゲン(右)より、根管が歯の根の先で2つ存在することが分かります。
この歯が痛む原因、違和感を感じた原因は、このように見逃された根管が感染源となっていました。根管治療後には、痛み、違和感はなくなりました。

      治療前の歯の写真         治療後の歯の写真
根管治療前 ba_arrow 根管治療後

根管治療終了後に、オールセラミッククラウンを入れました。

当院での実際の治療例

抜髄
     治療前        治療後
抜髄治療前 ba_arrow 抜髄治療後
感染根管治療
 治療前    治療直後     治療後6ヶ月
感染根管治療前 ba_arrow 感染根管治療直後 ba_arrow 感染根管治療後6ヶ月

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感染根管除去
根管治療前   根管治療後5ヶ月
感染根管除去 根管治療前 ba_arrow 感染根管除去 根管治療後5ヶ月

病変(赤丸部)の縮小・消失が認められる

根管治療前   根管治療後5ヶ月
根管治療前 ba_arrow 根管治療後5ヶ月

病変(赤丸部)の縮小・消失が認められる

破折ファイル除去
根管治療前    破折ファイル除去後     根管充填後
破折ファイル除去 根管治療前 ba_arrow 破折ファイル除去後 根管治療 ba_arrow 破折ファイル除去 根管充填後

破折ファイル(赤丸部)の縮小・消失が認められる
さらに根管治療の治療例を見たい方はこちら>>

 

治療費 (ラバーダム、マイクロスコープ、ニッケルチタンファイル、MTA、Bioceramicなどを使用した場合)

前歯¥40,000-~¥80,000-
小臼歯¥60,000-~¥100,000-
大臼歯¥70,000-~¥130,000-
外科的歯内療法¥30,000-~¥70,000-
MTA使用(材料費+技術料)¥10,000-
相談料(セカンドオピニオン) 10分までは無料 11分以降は有料¥2,000-/10分毎
 

※表示価格は税抜きです。
※『抜髄』と『感染根管治療』では値段が異なります。 (治療の難易度によって値段は異なります)
※保険の範囲内での根管治療は、初回を除き原則として30分とさせていただきます(自由診療の根管治療は原則として60~90分)。
※予約制のため、予約時間には余裕をもってご来院ください。
※治療途中で放置すると痛みや腫れが出る可能性があり、さらに進行すると歯を残せなくなることもあります。継続的にご来院ください。

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